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校内で嫌われ者の僕と私の恋  作者: 如月碧
1-1 出会いと別れ編
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八話 古明地

「あれ?ここ…は?」

私は見知らぬ場所にいた。

「ここは…多分廃墟?」

「そう!いや〜依頼人が捕まったせいでどうすれば良いか分からないよ…ね?さとり」

「どうして、私の名前を!」

「あれ?覚えてない?心でも読めば良いじゃない、」

私は心を読むこと(私は〔心読(しんどく)〕と読んでいる)をあまりしないようにしている。それで、相手が傷つくのが嫌だから…

「あれ?読まないの?小さい頃はしょっちゅう私の心を読んでたじゃない」

「読めば良いんでしょ…」

「そう!呼んでくれると説明しなくて済むからね。さとり」

そして、私は彼女の心を読んだ。そしたら…

「あ…え、あ?嘘よね?だってだって…貴女は死んだはず…」

「思い出してくれて嬉しいな〜」

「思ってもないことを…」

「そうね…“これを見ている人たち”の為にも自己紹介をしないとね」

「これを見ている人たち?」

「あ、気にしないで!読んでもいいけど…多分読めないわよ…」

そう言われて、読んでみたが本当に読めなかった。

「はぁ、自己紹介するわね…私は、古明地美凪(みなぎ)…古明地さとりと双子よ。」

(本当に誰に自己紹介を…みた感じ私と美凪しかいないのに…)

私の双子の美凪は私達の前から姿を消すときまでは美しい銀髪だったが今は…赤色に染まっていた。しかも、美凪は死んでいたはずだったのだ。ある日の事、美凪一人で外に出ていた日の事

「美凪遅いな〜…」

「そうね、」

「お母さん今日の晩御飯は?」

「ふふ♪なーいしょ。」

「むぅー!いいもん!読むもん!」

「読んでもらっても構わないけど、私達家族以外にそれを使って傷つけないようにしなさいよ」

「うん!」

その時、『ピロリン♪』とテレビから速報の音が鳴った。

「何かしら」

《今日の17:00に》

「少し前だね」

《古明地美凪さんが飲酒運転をしていたドライバーに轢かれ亡くなりました。ドライバーの証言によると、友達から貰ったチョコを一口食べた後から記憶が無いってことです。警察の調べによるとドライバーの食べたチョコの成分を調べてみたところ、アルコール濃度が異常に高かったの事です。》

「ねぇ…お母さん…あれって嘘だよね?」

「…お母さんもそう思いたいわ」

「うわぁぁん!」

《続いて次のニュースです。今日の13:00頃九州地方で大きな地震がありました。幸いにも、死者0人でした。現地の人たちは、今後もっと大きな地震がありそうで怖いとのことです。ーーーー》

と言う事があった。その時、私とこいしはあまりのショックでその記憶に蓋をしていた。

「お姉ちゃん!」

「こいし!?」

「チッ…来ちゃったか…」

「あ、あの時の私を眠らせた!」

「はぁ〜〜〜〜…こいしは傷つけたくないんだけどな〜仕方がないよね…だって単独で潜り込んできたんだから。」

「?」

「良いよね?多少傷つけても…任務の為に鍛えてもらった戦闘スキルで…この世界にはない物でも。」

私は『この世界にはない物』という言葉に疑問を抱いたのであった

次回は、ちょっとした戦闘があります。…世界観に合うかな?

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