ep.7 電話
僕は誰かから電話がなっている。
「誰だろう…」
そして、その電話に出ると…
«元気かぁ?»
と携帯の奥から忌々しい声が聞こえた。
「ぁ…ぇ…」
そして、携帯を落としてしまった…
「だめ…見せたら…」
とレミリアに見せたら行けない気がして掴もうとして…
「…あ」
スピーカーにしてしまった…
«どうして、俺がお前の電話番号が分かったか教えてやろう…»
と民泊の一室に紀伊の声が響く。
“露…”
とこいしの心配してそうな声が聞こえる。
「ぅ…ぉぇ…」
僕は吐きそうになりそうなのをなんとか堪えてスピーカーを止めようとする。
それをさせないと言わんばかりに紀伊は言う
«フランドール・スカーレットていうやつがなぁお前より便利でよぉ。すこーしばかり、ハッキングしてもらって仕入れたんだぞ??GPS情報もこちらにある、この意味が分かるか??»
“え…”
とそんな、こいしの小さな驚きが聞こえたが…それを超すような、怒号が聞こえた。
「フランを返せよ!!」
布団で寝ていたはずのレミリアが起きていた。
«ふ〜ん…悪い子…いや、不幸を呼ぶくせに仲間がいるんだなぁ??…しかも、その声覚えてるぞ??確か…紫髪の女だっけか??»
と紀伊は言葉を続ける。
«ぁ…おね»
と小さく電話の奥から聞こえる。
«それじゃあ…お前ら2人を抹殺…若しくはこちらに監禁してやろうかな?»
そして、通話が切れた。
「…」
僕は何も、喋られなかった。いや、口の中に酸っぱい味が広がってるから、口を開けなかった。
“露、大丈夫?”
こいしは優しくそう言った。今の僕にとって唯一の心のよりどころ。傍から見たら多分、こいしを浮気相手をしている様な感じだ…ごめん、さとり。
「紀伊…」
レミリアは、そう呟いていた。
本当に気分が悪い…紀伊に今会ったら口の中に鉄の味がする気がする。いや、気がするだけ…あいつは、ただのクソ野郎…あいつは人外だ…あいつに…制裁を下せば今度こそ、平和に…暮らしたい…
そして──次の日
「いや…」
今は、電車内。誰からか電話が来た。昨日の番号と違う…だけど…
「怖い…嫌だ…」
そして、その電話を拒否した。
──僕は電話をかけていた。
「あぁーもう!!露は、どうして…電話ぐらい出ろよ」
僕は、霧雨魔理沙。男の娘だ。誰に向かっていってるんだよ。
「大丈夫?まりちゃん」
彼女は、桜木霊。なぜか、告白された為付き合った。いや…霊夢の事が好きだったが…なぜだろう…霊の方が好きになってたな…。
「あ、あぁ…大丈夫!馬鹿野郎が、電話くらい出てくれないから。」
と僕は霊に優しく笑った。




