ep.1レミリア
もう…話数はep.でいいや、ローマ数字使うとなんか違う気がするし…
──焼くような夏の日差しが僕の肌を射す
「ここで合ってるよね?」
と僕はずっと側にいてくれるこいしに聞く
そしたら、すぐに
“うん!合ってるよ!”
と返ってきた。
「ありがとう」
と僕はこいしに言った。そして、少しした後…
「遅れてごめん!」
とレミリアが言った。
「レミリア、大丈夫!全然待ってないよ」
と僕はレミリアに言った。
僕は、レミリア先生の事をレミリアと呼んだ。それは、あの日生徒指導室に連行された時のこと──
「じゃあ話すわよ」
とレミリア先生は言った。
それに僕は
「うん」
と聞く覚悟を決め言った。
「それは、25年前…私が10歳の頃の事」
そして、レミリア先生の過去話が始まった──
「ねぇ?フラン」
私は妹のフランに言った。その時のフランは6歳。
「なに?お姉ちゃん」
とフランが言った。
「小学校で、お友達ってできた?」
と私が首を傾げながら聞くと、
フランは首を横に振った。そして、すぐに
「だって、皆んな私のことを笑ってくるの!髪色が変って!」
と理由を、話してくれた。
親は地毛で黒と茶なのに、私達姉妹は、地毛で紫と黄だった。
私は、フランに
「それなら、作らないでもいいと思う。笑わない、助けてくれるお友達を作ったらいいと思うよ?」
と言った。
そしたら、フランは満面の笑顔で
「うん!」
と一言だけ言った。
そして、次の日の朝。私は、フランと一緒に寝ていたはずだったのに…いなくなっていた。いつもは私が早いからびっくりした。もしかしたら、私より早く起きたのかなって。
だけど、リビングではお父さんとお母さんが寝ていた。この時の私は死んでいると分からなかった。ただ、こんな状況でもフランがいないことを心配した。家中を探し回った…だけど、見つからなかった。
「どこ…なの?フラン?」
と私が泣きそうな顔で言った。
それから10年、私が20歳の頃。町中で偶然見かけた。
フランと、荒凪紀伊の姿が。すぐにそっちに走って向かった。そして、
「フラン?」
と私は聞くと…
「え?な、なんで?私の名前が分かるの?」
とおかしな様子のフランが居た…
「え?あ…え?」
と私は頭の処理が追いつかなかった。
フランの隣に居た荒凪紀伊は、私に向かって言った
「俺の娘になんか用?」
と。
「え?」
と私が言うと。
紀伊は
「名前と、姿が似ていたんでしょうか?次からは気をつけてください…ね?」
と言って、逃げる様に去っていった。
確かに、あれは私の実の妹のフランだった。声も姿も名前を何もかも同じだった。それに、気になったところもあった。それは、首元に青痣が出来ていた事。
この時の、私は教師を目指していたから…教師になって、荒凪の情報を手に入れようと頑張っていた。
──「そして、今につながるってこと。」
とレミリア先生は言った。
「そうなんですか…」
僕は、確かにとても可哀想な過去だと思ったけど…
(あれ…その時僕生まれてないよね?それよりも前から紀伊は犯罪を犯してたってこと?まぁまぁ、すごいなぁ…)
とある意味感心した。
“いや…何感心してるの?”
とこいしはツッコんできた。
(いやぁ…逆に凄いなって。)
と僕はこいしに思ってることを言った。
“確かに”
とこいしも分かってくれたのだった。
レミリアの過去の語り部は生徒指導室の時のレミリアと言う事で…




