弐拾肆話 教祖と少女
「う…」
「あ?こんな程度でおわりかぁ?」
「まだ…まだ…」
「あんな宣言してるんだ…もっともっと痛めつけねぇとな」
私はずっと殴られた続けた…魔理沙と会話ができなくなったのもこいつのせい…魔理沙とゲームができなくなったのもこいつのせい…私が弱いのは…私のせい…だけど、だからこそ強い人に抗わないと…魔理沙だけでも守らないと…私は、ずっと弱いまま!
「此処でやらないと…」
「あ?」
そして、相手は男性…つまり…
「おりゃぁあ!!」
「んがぁ!?」
私が足を思いっきり当たったら大事な所に当たる!
「ぐがぁ!いだ!うごげねぇ…」
「はぁ…はぁ…そりゃあね!男はそこを思いっきり蹴られると動けないでしょ!!」
「くそが!」
(こんなクソ野郎のことなんか置いといて良いから、どこか遠くへ!逃げないと…魔理沙と一生会えない!)
そして、思いっきり駆け抜けた…教会を出て街へ、街を駆け学校へ!魔理沙が家に近いって言ってた学校…『いじめないよ高校』に!
僕は、窓を眺めていた…霊夢への愛のメッセージを考えながら…そして…校門に一人の少女がいた…
「おい、魔理沙!窓ばかり見てないで…黒板を…」
「いや、校門に少女がいて…」
「え?何処だ?…確かに居るな…だが、それとこれは…」
「行ったほうがいいかも!」
「ん?いや、だけど。授業を!」
「お願いします!行かせてください!」
「…まぁ、良いだろう。その、意志の強さを受け入れて…行って来い…」
「ありがとうございます!」
「なんで、魔理沙だけですか!旦那女装癖先生!」
「旦那が女装癖で何が悪い!」
そして、私は校門前に居る少女に向かって駆けた…
「はぁはぁ!」
「え?」
「ど…どうしてここに居るの?」
「え…あ、いや。」
「名前は?」
「え…ええと…桜木霊…」
「霊!?」
「う、うん…てか、その声って…」
「僕、魔理沙だよ!」
「あはは…やっと…あえ…」
そして、霊は倒れた!?霊を僕は、抱え…
「出血がすごい…身体も異常にやせている…取り敢えず…養護室へ!」
「なに?この子…怪我も酷い…しかも体型をみる感じ食事もまともにしていない…」
「大丈夫ですかね…」
「大丈夫よ」
「良かった…ありがとうございます。八意先生」
「良いわよ、感謝なんて。これが仕事なので。」
「それでもです!」
「まぁ、どういたしまして。じゃあ、この娘の側にいてくれる?」
「分かりました!」
そして、目覚めるまで…私はずっと側にいたのだった。




