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校内で嫌われ者の僕と私の恋  作者: 如月碧
2-3 最後の思い出
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弐拾参話 リアルかフェイクか

現実で成功する可能性がない擬似的な羽根でギリギリ飛ぶ瞬間…この世界が『リアル』か『フェイク』か分からなくなった。いや、この世界は『リアル』だ…


「レミリア先生…」

「なに?」

「どうして、生徒指導室に連れてこられるんですか?」

「それは勿論、貴女が屋上のフェンスをまたいだ事についてよ」

「いいじゃないですか…」

「ダメからここに連れてこられるんでしょ!」

「…はーい」

「まぁ、それはともかく…押した人が誰かって見当はついてる?」

「まぁ、はい」

「誰?」

「え?」


いきなりそんな事を言われた。いや、まぁレミリア先生になら言ってもいいけど。流石にテンポが早い…


「どうしてですか?」

「え?いや…荒凪なら私も協力しようかと」

「…なら、荒凪以外だったら協力しないと」

「へ?いや!するよ!ただ、私も荒凪には恨みがあるから…」

「それは知ってます」

「前、話たからね。露が失踪する前…」

「…はい」

「…」

「じゃあ、話しますよ。まず、僕を押した人は荒凪紀伊です」

「荒凪…」


レミリア先生は、小さくそう言った。そして、少し間を開けて思い出した。


「…このままだと、雪に迷惑がかかる…」

「なんで?雪は、荒凪でしょ?」

「その前に、僕の弟…だから。あとは、僕達の家で匿ってますし…」

「え?頭が追いつかないんだけど?」

「取り敢えず…夏休みまでには学校には行かなくなるかも知れません」

「え?あ、あの…もうちょっと、詳しく…」

「急がないと…この学校が狙われる可能性だって…」

「…」

「あいつの目的は、僕…そして、雪でしょうから」

「…なら、その学校に行かなくなるとき、私もついて行ってもいい?」


突然、レミリア先生はそんな事を言い出した。


「いや、だけど教員じゃないですか!」

「な〜に…前の学校だって無断欠席でここに転勤したんだから!だーじょぶ!」

(やれやれ…)

「あはは…(なんでこいしは、いきなり出てくるの!びっくりしたじゃん!)」

(ごめんって〜!)


そして、少し雑談をした。その時に少しレミリア先生の過去を聞かされた…その過去はまだ、聞くべきではないとそう思った。


「分かった…協力する…」

「はぁ、やっとか。女を傷つける趣味は無いもんでな…」

「なのに、躊躇なく殴れたわね…」

「その言葉遣いをどうにかしねぇとか?」

「そんな事ができると思う??」

「あぁ?」

「私は協力するとは言ったけど、誰にとは言ってない…」

「ふ〜ん…そうか、屁理屈を聞くだけ聴いてやる…言え。ただ、その後はどうなるか分かってるよな?」

「勿論…分かってるよ。私が協力するのは貴方にじゃない…魔理沙達に…いくら殴られてもいい…殺されたっていいわ!ただ、私を殺した瞬間…私の親、信者が敵になりお前を殺しにかかるわよ!」


こんな事をして、私がただで済むのは無いて事ぐらい馬鹿でも分かる…ただ、初めての友達を…初めてほ信頼できる人を傷つけられるくらいなら…私が犠牲になる…魔理沙は、もう、私のことを忘れているかも知れない…けど…だけど!


「守りたいから!友達を守るために私が犠牲になるわ!」

「はぁ、うるせぇ…こいつを拉致って金にできねぇかな…」

「そんなのに負けるつもりは無いわ!」

「…マジで苛つく…あの、悪い子と似たようなこと言いやがって…くそが!」


そして、私はーー


今、僕は授業を聞いている。


(はぁ、露って普段は屋上にいるんだっけか?)


僕は、ペンを回しながら…


(霊って元気にしてるかな?…今度チャットを送ってみよう…もう、忘れてるかもしれないけど…私の初めての友達だからな)

「こら!魔理沙!ペンを回さない!」

「すみません」

「もう…じゃあこの問を…」

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