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校内で嫌われ者の僕と私の恋  作者: 如月碧
2-1 再開編
33/50

伍話 記憶の中の誰かと露

「あ…」

「え、えと…つ、じゃない春華?」

「やば、殴っちゃった。てへ☆」

「『てへ☆』じゃねぇよ!兄貴をどうしてくれる!」

「…どうもしないよ。私は、ただレミリア先生を助けただけ。困っている人を助けようとあいつから解放された時からそう思った。それだけ。」

思わず、私はそんな言葉をついていた。

「…」

『ゆき!大丈夫?』

『うん…ありがとう!ーー!』

「ッ…」

(少し、頭が痛かった…どうしてだろう。懐かしい)

あれから私は、昼休憩の時間まで勉強を受けていた。ちなみに三大将の新メンバーさんは私に恐怖を抱いていた。困るわー。

「あぁー!!やっと終わったー!」

「お疲れ様。ほら、弁当食べようよ!」

「う〜ん…明日でも良い?」

「どうして?」

「あの、荒凪雪と話がしたくて。」

この時の露からは、家での、怪しさや雰囲気を感じた。

「ちなみに、話すだけ?」

「うん」

「分かった。あと一つ、それは私が聞いても大丈夫な質問?」

「…いや、()()知らなくていい事だから。」

そして、露は進入禁止の屋上を後にした。

「まだ、かぁ。」

「ねぇ!」

「え?」

「ここ、屋上だけど?さとり」

「レミリア先生!?ええと…それは、あはは…」

「取り敢えず出た出た!」

「もう…分かりましたー」

そして、屋上からはさとりも出ていった。

「荒凪…はぁ、露はまた消えちゃうのかな。弟くん、見つかるといいね。」

そして、僕は雪にあっていた。

「ねぇ、雪」

「ん?あ、確か…ええと…あ!長月露か!」

(この口ぶりからして覚えていない…か)

「んで、どうしたの?」

「いや、僕のことを覚えていないかなーって思って。」

「?お父さんからそんな話聞いてないけど。」

「お父さん…紀伊か…」

「話はそれだけ?」

「あぁ…うん。それだけ。ごめんねぇ時間取っちゃって。」

「別にいい。ご飯は食べないから。」

「え?」

ご飯を食べないと雪は言った。もしかしたら、と思い僕はそんな事を聞いた。

「もしかして、毎日ご飯って朝の食パンの耳?」

「ん?なんで、分かるの?」

「やっぱり…こっち来て!」

そう言われ、僕は無理矢理連れて行かれた。

「ほら、食べて!」

そこにあったのは今までで1度も見たことないご飯だった。これがご飯?とも思った。

「これ、僕が自分用に作ったやつだけど。食べて。」

「だけど、どうして…」

「毎日食パンの耳だと、慣れても皆のご飯を見たら羨ましくなるでしょ…だから食べて。洗って返さないでいいから。」

そう、優しさでもらった時

『ほら、これ食べてもいいよ、僕は、ゆきの嫌いなニンジン食べるから!お礼なんていいから!食べれないものがずっと食べれず止まってたら一緒に遊べないじゃん!』

(似ている…露が僕の記憶の中の誰かと。)

「ありがとう…」

「お礼なんていいから!ただ、僕は雪と仲良くなりたいだけ。」

そんな言葉に僕は心が救われていくような感じがしたと思ったのは。家に帰ってから気づいた。

読者と露は、露と雪の関係を知っているのに雪はその事を知らない・覚えていない。今後どのように話しを展開しようかな〜。

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