肆話 知らない記憶
高校生じゃなく中学生だから高校生の勉強が分からない…まぁ、いいか!「ーー」を使えば何とかなる?なんとかなる!
「で、ここがー」
僕はいま、ターゲットが保健室?と言う場所に連れて行かれ授業?を受けている?所だ。
「ここが…雪分かる?」
「え?ええと…(分からない…どうしよう学校なんて…行ったことがないのに)」
「大丈夫?」
「え?」
「分からないなら分からないって言って?」
「あ、え、」
『分からないところがあるなら言ってね、ゆき!僕が教えてあげる!』
(何今の?知らない…知らない記憶)
と僕が何もかも分からないでいると…周りから…
「おい、早く答えろよ」
皆んなが笑いながら『答えろよ』と言ってくる。
「皆んな、止めなさい!もういいよ、雪。放課後もしくは、昼休みでもいいから一緒に勉強する?」
「あ、はい。」
放課後…放課後って確か、授業が終わった後の時間。お父さんが『帰ってこいよ?』と言っていた時間。
「で、ここがーーなるから…」
「光助さん…分かる?」
光助と言う人は、隣にいる二人と話していて、気づいていなかった。
「…なら、光助さんの隣の森助さんは…」
こちらも同様気づいていない。
「なら、重助…」
こちらも同様以下略
「ねぇ…」
と冷え切った言葉がここに発せられた。
「「「ッ…」」」
(なんだ、こいつ…あいつと同じぐらいの圧が…)
「兄貴!」
「なんだ、森助…」
「あいつ…露と互角の圧が…」
「圧?露?どうゆ」
「お前は、知らないだろうよ…露は俺たちの最初のメンバーの一人モブ助を自主退学をするようにさせた張本人。あいつの圧は、まぁまぁ凄かったが…こいつも…」
(なんで、圧?を感じれてるの?)
「ねぇ…どうして、喋っていたか聞いてもいい?いいのね…おっけ…おっけ…」
「そんな事を一言も発してないぞ!」
「ちっ…」
「はぁ!?なんだと?」
「喋ってません」
そう言われた、光助?って奴はレミリア先生に近づいて…
「やめろよ…」
ここで、ターゲットが帰ってきた。
「ねぇ!何、勝手に…どうゆう状況?ねぇ、露」
「レミリア先生が三大将のリーダーに殴られかけた」
「え?」
私は、その状況をまだ、理解できていなかった。だって、露が急に『危ない…』と言って教室に向ったら、レミリア先生が…
「お前…露だよな?」
「あぁ、そうだよ?ざぁこちゃん。」
「え!?ねぇ、大丈夫なの?露!」
「だーじょぶ。こいしの笑顔でね…」
「ッ。こいしの笑顔…そうなのね。」
「姉が、しっかりしないと。天国で見てるこいしに心配されるよw」
そう言われて、私は微笑を浮かべた。が、いつの間にか露は女体化の姿になっていた。
「え?露、え?いや、今の姿は春華か…って!春華何してるの!?」
「…あ、私のことか。う〜ん…一発拳を入れるだけ、加減ができなそうだからそれで、まぁ、これ。」
「ちょっと!」
「それじゃ眠ってね!」
そして、露は光助の顔面に拳をめり込ませた。
「めり込ませた!?」




