二話 ストーカー
「ねぇ露〜」
知らない人は居ないかもだけど、その人達のために説明すると彼女の名前は古明地さとり…僕の彼女だ
「何?」
「なんもな〜い」
彼女はニコニコしながら言った為僕は笑顔を返した。関係ないと思うけど、最近僕を付き纏う人が居る…多分…これが所謂ストーカーってやつだと思う。仮にストーカーが居たとして、僕なんかをストーカーするんじゃなくて他の人をストーカーした方が良いと言いたい
「ねぇ露?」
今日はそのストーカーが誰かを確かめるために、僕は今日作戦を開始しようと思う!
「ねぇ!お〜い?」
その作戦は…〈路地裏撒き作戦〉!どう?作戦名どうりで路地裏で撒いて姿を見るだけ!なんて、賢いんだろう!
「ねぇ!!露!!!」
「え、あ…ごめん。考え事していて…」
「私より大事な?」
「まぁ、この考え事が終わらないと、過ごしにくいって感じで…」
「へぇ〜…そうなんだ」
そしてさとりは帰りは一緒に帰れないかもって言ってきた。こっちが言おうとした事がなぜか顔にも出してないはずなのに言ってきた…何故か怖いって感じる。さとりが何かをしそうで…そして、帰る時間になった僕は一人で繁華街へ来た
(来てる…ちゃんと追いかけてきてる…なら)
そして、路地裏に入った。まだ、ストーカーは付いて来ている。そして、僕はなんとか頑張って撒いてストーカーのこっそりと後ろへと行った。そしたら、
「あれ?お兄ちゃんがどっか行っちゃった…」
(え…お兄ちゃんって事は…)
「戻ろ…」
とその娘は僕の方向を向いた…
「お兄ちゃん!?」
とその娘が尻もちついて…
「お前かよ…ルーミア」
「べ!別に良いでしょ!お兄ちゃんに女が出来てないか確認してただけだから!」
「え?それって…」
「女が出来てそうだから、監禁を…もしくは、相手を殺すだけだけど?」
「だけって…やめて!?妹が犯罪者になるのは流石に嫌だよ!?」
と僕が言ったら。後ろから
「露?」
と聞き慣れている人の冷え切った声が聞こえた。
「え…さとり?」
「へぇ〜お兄ちゃん女出来たんだ…」
「露って…自身の妹と浮気する人だったんだ〜」
「え?あの、さとり?俺はストーカーが居るから〈路地裏撒き作戦〉で正体を探っただけだ!」
「そうやって、言い訳して…やっぱり私のことが…」
「それは!絶対無い!」
そして、弁明に時間がかかった。とても疲れたから今日はぐっすり眠れた。え?ルーミアは?ってそれは、近くに引っ越していて少し前からうちの学校の1年に転校してきたらしい…