十八話 島
迷子になった次の日の事
「ふぅ…大丈夫かな?」
「大丈夫なんじゃ?」
今僕たちはテントを作ってた。今更ながら…
「今日で、かえれないかな〜…」
僕がそんな事を呟いていると…
「お〜い!」
と聞こえてはならない声が聞こえた。そう、
「お兄ちゃん?」
ルーミア…ルーミア達に霊夢と行くことを伝えていない、なんなら会わせるのも初めてだ…つまりだ、殺されるってこと…人生終結のお知らせが今頭の中に流れた。あぁ…
何故か露君は頭を抱えていた。どうしてだろうって考えていたら。
「あれ?お兄ちゃん、一人じゃなかったの?」
「あ、あはは…ははは」
なんだろう、露君が絶望ていうよりか魂が抜けている様な…
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」
「あれ?露?」
そして次にピンクの髪色をした女が来た…てか、お兄ちゃんって言っているだろうから金髪のチビは妹なんだろうけど…ピンクの髪色の女はなんなんだ?
「あれ?浮気?ねぇ?」
「あ、ちょっと河豚取ってくるね?もしくは、前霊夢に食べるなって言われた色々水玉のある食べ物を食べてくる…」
「止めて?」
と反射的に私は露君にツッコんでしまった。
「私の…恩人だから死なないでほしいな…」
「はぁ、罪な男ね露は」
「やっぱり拘束を…」
「ん?意外に美味しい!」
何故か露君がそんな事を言ってたので食べているものを見たら、河豚を食べていた…食べていた!?
「ちょっ!?免許持ってる?」
「免許?いや、持って…あ」
露君は思い出したかのようにわざとらしく倒れたふりをした。
「倒れたふりをされても…」
まぁ、仕方がなくさとり?っていう人が抱えていった。弱そうなさとりが持てるほどだから軽いんだろうなー…浮気って言葉的に露君の言っていた彼女だよね…そりゃあ、魂抜けるわ…そして、船に乗ったのだった。
僕が起きた時には、そこは家のベッドの上だった。倒れたふりが効いたのかな?この秘密は墓場まで持っていくって決めたから…こんな現実にこんなのが…いや考えないでおこ、やっと島から出れたんだ喜ぼう…
私は露さん達を監視していた者である。私はまだ、その島にいた。
「はぁ、弱っている所で拉致をしてあの方に引き渡し莫大な報酬を手に入れるという作戦だったのに…失敗してしまいました。取り敢えずあの方に電話を…」
「誰に電話だと?」
私の後ろであの方の声が聞こえた。
「貴方様にです…」
「で、露は?」
「すみません。」
「謝罪より先に…結果を言え」
「拉致に失敗してしまいました…」
「そうか…ならもういい」
その時銃声がこの島に響いた…
「あ…が?」
「お前はもう用済みだ必要ない…それじゃ、良い眠りを…」
そして、私の意識が途絶えたのだった…
まことに勝手ながら、1-1や1-2とか章を使いしましたが!これにて、『1-2 無人島編』は終わります。しばらく『はるか先へ』の制作に力を入れるために投稿頻度が落ちます。理由はあと、学校もありますが…学校が始まってしまったので。これでも見てくださると嬉しいです!
いつか、こいしの時よりも悲しい話作りたいつもりなので頑張ります!




