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校内で嫌われ者の僕と私の恋  作者: 如月碧
1-2 無人島編
18/51

十七話 迷子

島に二人きりにさせられて一週間が経った。まだ、僕らは帰れない…

「どうしよ」

「知らないよ…」

そして、霊夢と別行動している時にあの監視している人に話しかけた。

「いつになったら帰れるんですか?」

そう聞くと、その人は言った

「自分たちで助けを求めてください。そこまでしてのサバイバルです。」

と。正直に言って「は?」って思った。ネジをすべて外したのかなと。危うく殴りかけたが我慢をして。その場から離れた…

「助けを求める…砂浜にSOSって書くとか?」

と考えながら適当にぶらついてると

「あれ?ここどこ?」

森の中にいた。終わった…

「え?あ…」

(どうしよう…完全に迷子…)

そして、ぼくは少し前のことを思い出した。

「あれ?」

その日は集団宿泊…僕はさとりと森付近を歩いていたが、どうしてかボーっとしていて森に迷い込んだ

「あ、あわわ…死ぬ死ぬ死ぬ…おかしい、お風呂上がりで少しのぼせてた?いーやーだーーー!!!助けて〜」

と僕が大声で叫ぶと

「おりぁーー!!」

とどこからかルーミアの声が聞こえた。

「え!?ルーミア?」

「見つけた!」

「どうしてここに…ルーミアは今、家でお留守番じゃ…」

「お兄ちゃんが助けを呼ぶ声が聞こえて!」

「え?」

ちなみにここから家まで数町を越えるところにあるのに、こんなすぐに来た…え?

「怖ぁ…」

「なんか怖がられたんだけど…」

この時は、こんな事があったから助かったが…いや、数町を越えるところにある場所に瞬時に来るってのおかしいけど…音速は行くんじゃない?

「あぁぁぁあ!!!!死にたくない!!助けて!!」

と誰かが助けてくれるという希望を抱いて叫んだのだった…

その時私は露君が助けを求めている声が聞こえた。その場所に全速力で走った。走って走って走って走ったそして30分が経ったその場所に見慣れた人影があった。

「露君!」

私は、露君を見つけた。小学校の時の強かった露君とは違う、守ってあげないといけない様な姿をして泣いていた露君を。

僕はその時霊夢に発見してもらった。こんな、情けない姿霊夢に見られたら引かれると思ったが、霊夢は優しい笑みを浮かべて。

「大丈夫?」

と声をかけてくれた。この時、霊夢が頼もしく思えた。そして、その後森から抜けた。霊夢には迷惑かけたな〜って思ったので夜ご飯の調達は僕が無理やりした。霊夢は大丈夫って言ってたが、僕は大丈夫ではないからと言って無理やり納得させた。ちなみに今日の夜ご飯は魚だ塩で炙ったとても美味しかった。

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