一話 初恋
「ねぇ」
「何?」
「かっこいい…」
「だから、何?」
「何もない、えへへ」
こうなった経緯は…三日前の事
「はい、さとり負けたからあの席の奴に告ってね」
その現場を僕は見てしまったしかも、指してある席が僕の席だった。自己紹介が遅れたけど僕の名前は長月露、この学校では『陰キャ代表』って言われてれている。
「えぇ…巻き込まれただけなのに…」
「何か言った?」
「いいえ…(うぅ…怖い)」
「お似合いね〜陰キャ代表と心を読む化物」
私は古明地さとり、周りからは『心を読む化物』と呼ばれている。そう呼ばれている理由は、私は相手の顔を見るだけで相手が何考えているかなんとなく分かるから。そして、陰キャ代表と呼ばれている露さんも私の事を嫌っているだろう、どうせ振られる。実は、私は露さんに好意を抱いていた。理由は中1の頃の出来事
「やめて…」
「はぁ?何言ってるの?あんたがここから飛び降りたら良いだけよ?ねぇ?」
周りは、笑いながら『そうよ』『さっさと居なくなれ!』など言って居た。それを毎日言われ続け私は、飛び降りようとした時。私の手は引っ張られた
「え…」
「どうして、飛び降りようとしてたの?」
「い、いや…それは」
「もしかして、いじめられているの?」
「ッ!?」
「図星?」
それに、私は何も言わなかった
「大丈夫だよ」
「え?」
「僕の近くにいる時だけだけど守ってあげる。」
それが私の初恋だった…ただ、彼は家の事情で引っ越してしまった。その時からまた、私に対するいじめが再開した。そして、高2…今年の春彼はここへ転校してきたがあの時のような気迫がなかった私と同じ様な陰キャとやらになっていた。しかも、私の事も覚えていなかった。そして、その罰ゲーム(?)で今日告白した、そしたら
「罰ゲーム…でしょ?」
そう、言った
「え…い、いや!?そんなわけ…」
「見てたよ…無理しないでね?」
そう私は、あの時のように優しくされ。
僕はその日古明地さとりに告白された、そして、『これは本心です!ずっと前から好きでした』そう告白された。その気持ちを無下にしない為に了承してしまった。その結果
「ねぇどうする?」
「どうもしない…もうすぐ授業始まるよ?」
「別にいいじゃん!」
この様に懐かれてしまったのであった
戦闘が全然ない物語は初めてなので上手く創れるか分かりませんが頑張ります!