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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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ミレニアム学園1年生編ー赤い脅威ー

魔力が通常に存在する世界”ロズメリア”。種族や才能によって魔力量に違いはあれどどんな生物にも魔力がある。人々はこの魔力を使い、日々生活している。魔力の扱いに優れる者が大きな力を手にし、勇者、英雄となる。

400年前にロズメリア各地で世界を巻き込んだ大きな戦争が勃発した。全ての国が互いに戦っているわけではなかったが世界各地、至る所で戦争が起きていたため、400年前に起こった数多の戦争は”世界大戦”と呼ばれた。世界人口の3割が亡くなり、多くの国家が滅び、いくつかの種族は絶滅した。それは人類にとっては誰も得しない、尊い命が亡くなっていくだけの暗黒時代だった。

戦争が始まってから約100年後、伝説的な騎士団であったミレニアム騎士団と幾つかの王国、国家との間で協定が結ばれ、歴史上初めて、ミレニアム騎士団が特定の国を味方する形で戦場に参戦した。それまでは平和を守る守護者に徹していたミレニアム騎士団が国と国の戦争に加わった。そして戦争は終結した…

彼らは圧倒的だった。ミレニアムナイトが1人加わっただけでそれまで苦戦していた、もしくは絶対に勝てないと言われていた戦場がひっくり返る。国家の全戦力をもってしてもミレニアムナイト1人を止めることはできない。それまでに彼らの強さは異常だった。その結果、さらに多くの王国、国家がミレニアム騎士団と協定を結んだ。ミレニアム騎士団と協定を結んだ国家はたちまち勝者となり、ミレニアム騎士団を相手に戦った国家は敗者となった。世界大戦は終結し、世界に平和が訪れた。

ミレニアム騎士団と協定を結んだ国家が集い、これからの平和と世界の繁栄を願って、ミレニアム協定国家連合を設立。そしてこの協定が初めにミレニアム騎士団に要求したのは継続的にミレニアムナイトを輩出できる育成機関であった。ミレニアム騎士団は独自の構成員の募り方があったため1度はこれを拒否するも国家連合の度重なる要求に折れる形でミレニアムナイトに選ばれる者の決定に国家連合は一切の権限を持たず、または意見することも禁じるという規定の基に承諾。このミレニアムナイト育成機関はミレニアム学園と名付けられた。

ミレニアム学園の開校と共に新しい時代の始まりとした国家連合はこの時代を”ミレニアム紀”と呼んだ。

現在、ミレニアム紀300年にして同時にミレニアム学園の開校300年目を記念する年である。
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