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プロローグ

この世界はあまりにも悲しかった。


希望がないといえばそれは嘘になるかもしれない、

俺より不幸なやつも沢山いるだろう。

だがそんなのは知らん。

今俺のなかで、1番不幸なのは俺なのだから、

当たり前である。

他人の痛みや、苦しみ、なんて所詮想像でしかない。


「はぁ〜こんなんだから…」


「考えてもしかたねぇよなぁ〜」

 

六畳の密閉の部屋で、ストーブの温かさを感じながらひとりごとをつぶやきスマホのブルーライトを浴び、書いてゆく。


この世界はあまりにも苦しかった。

 

どこから狂ってしまったのか、

小学校のころは成績優秀、父の狂育のおかげでテストで100点以外なかった。

あえて言おう教育ではなく、狂育だ。

それのせいで、あの時の俺は、本当に酷かった。

成績優秀な故に、俺より下のやつを見下していた。

しかも、父の狂育のおかげもあり、殴ることが、一種のコミュニケーションとでも思ったのだろう、親友に対して暴行をふるっていた。

自覚もないから余計にたちが悪い。

それが災いとなり、親友とその友達御一行に虐められることになる。

まぁ、俺のことをばい菌あつかいしたりたまに、殴り合いをするだけなのだが、それでも親友だったやつから、そんなことされると辛かった。

家に帰れば父から狂育のもと、殴る、罵声、がデフォルトの勉強というなの拷問をマンツーマンでされていた。

もう独裁者だったねあれは…

とういうことで、 

突然だがクレイジーオヤジーの奇行TOP3〜

おまちかね三位からの発表

三位〜足でふみふみ

小学校低学年のころ雨宿りしてて帰りが遅くなったとき足で踏み伏せられたとき〜

狂育の始まりだね…

二位〜3DS真っ二つ事件

知ってるか?3DSって折れるんだぜ?

勉強せずにしてたら3DS折られたしかも妹の

スマソww妹子w

そして堂々一位〜他人に罵声

これにはびっくりだね…

たまたま酔ってたクソ親父と家に帰ってたんだが、

老人ホームの介護士さんたちが道にいて、車から降りてくる婆さんを車椅子で運んでいたんだ、その人達が邪魔で、クソ親父が罵声を浴びせてたね。

もうクソ親父以外みんな目を丸くしてたよ。

もちろん俺もだ。

一瞬なにが、起きたか分からなかった。

ちなみになぜかしらんがその後先帰らされ、あげく勉強してなかったから、俺にも罵声が被弾してきた。

クソが。

俺が普通??の感性でよかったと思える瞬間でもあったね。 

まぁ、そんな生活を続けて10年転機が訪れた。

いや耐え続けてだな、

それは、母とクソ親父の離婚だ。

離婚の理由だが、クソ親父の事業が失敗したからだ、

そのせいで家を売り、借金ができ、クソ親父は金を持って消えた。

もうこの時点で俺は壊れていたのだろう。もしかしたらだいぶ前から、壊れていたのかもしれない。

この先未来の不安ではなく、 

クソ親父との別れを喜んだのだから。

まぁ、そこからクソ親父との別れを機に勉強以外のことをやって見ようと思ったのだ。

高校時代いろいろやってみたものだ。

放課後ゲーセンに入りびたり、年齢確認されて出禁くらいかけられたこともあった。

イラストも描き始めた。

友達と麻雀もした。

なかでも1番ハマってたのは音楽だ。 

特にボーカ○イドにハマっていた。

いろんな人の魂、気持ち、思いをじかに感じれた気がするからだ。

そんな毎日曲ばっか聞いてたら作曲できるようになった。

ありえないだろとみなは思うだろう。

俺もそう思う。

まぁ喜んだもの束の間、

最悪なことに、作詞作曲は、才能があると信じていた。

そりゃ思っちゃうよ急に作れるようになったら、

今思うとこれがいけなかった。

終わりの始まりだろう。

俺はこれしかないと思い一心不乱に作っていた。

結果は失敗、失敗、失敗、

なにもうまくいかない。

俺はこれしかないと思っていたのに。

作詞はなにも気持ちが伝わらない。

面白くすらできない。

作曲は鼻歌を貼り付けたみたいだった。

結局のところ才能なんてなかった。 

そこからだね、もうなにも気力が、湧かなくなったのは、


この生まれてから、20年間なにをしていたのだろうか、今までの人生とやらは意味があったのだろうか。


さようなら、今までありがとう。


っと。


俺の魂は限界だった。


パチパチと何かが弾ける音がする、


結局、人様が、おっしゃる愛やら友情やらなんてわからなかったなぁ〜、

あ〜だから、俺の曲は魂やら気持ちがなかったのか

うんうん納得だ。

いたって普通の家族、友、自分がいれば、

なにか変わっていたのだろうか。

過去に戻っても意味はない。

やり直しても無駄。

こんな人生…

はぁ〜なんか、眠くなってきたし寝るか、

もう夜も遅いしな。

明日は起きれるかな。



この世界はあまりにも残酷だった。



その日俺はストレスで死んだ




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