居場所
ここはどこでもないと感じるとなんとも言えない浮遊感と優越感が溢れる。
浮遊感は心のありかを探すため、優越感は自分を守るため、作られた虚構だと認識する。
感じることさえ疑うともう自分の感覚すべてがなんだったのかわからない
だから考えることを停止し、目の前を目の前と感じるほか仕方ない。
それがとらわれた自由であっても、光を求める歩みを止めようとしない、それは他の生物との違いであると思う。
さぁてここは何処でしょうね。脳内で溢れる神経回路と興奮物質をたぐりよせる、そんな日常。
やっぱり、ここは海と草と太陽に囲まれた無機質な部屋のなかで場所を変えるしかない。体の解離性にはどこでもうんざりするほど素晴らしいものですね。