表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大人JKと僕はすれちがう  作者: 走らないメロス
2/2

第二話 変化

ーーーーーーはっ。

「いけない、完全に寝ちゃってた·····。」

手元のスマホで時刻を確認すると、22:15。1時間ほど仕事をせずに寝ていたことになる。

だが、そんなことはどうでもよく感じられるほどの大きな、困惑、恐怖、焦り、といった感情が頭を支配していた。自分の身に何が起きたのか、理解が出来なかった。

なぜなら·····。

スマホの画面に反射して見えた自分の顔が、明らかに「今の」小岩井雫のものではなかったのだ。

社会人になってまだ4年、社会人としては若い方ではあると思う。

しかしそれとは根本的に違う。

「若すぎる」のだ。

適度に成長が感じられながらも、まだあどけなさが抜けきっていない高校生、あるいは少し大人びた中学生といったところか。

「えっ·····。」

時間とともに思考がだんだんクリアになっていく。そして、

「ええぇぇえええええ!!はあぁぁぁぁぁ?!?!」

冷静に考えた結果出た答えは、結局「困惑」だった。

「まてまてまて」

自分を落ち着かせてから、

「うん、気のせいかもしれない。寝ぼけてて勘違いしただけかもしれない。うん、きっとそうだ。」

と、心の中で思い、今度はしっかりとカメラ機能で自分の顔をはっきりと確認する。

「···············。」

はぁ·····。

「もう·····、受け入れるしかないよね。」

寝ている間におよそ10年前の姿に戻った。通常有り得ないトンデモファンタジーだがそう考えるしかなかった。

「どうしよう·····。」

さすがにこんな状況で仕事を続けるわけにもいかないので、とりあえず家に帰ることにした。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ