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魔物大量発生

 (緊急事態!緊急事態!戦える人は直ぐに冒険者ギルドに来てください)

 真夜中にそんな騒がしい声が響き渡る。そんな時に思った事は近所迷惑という気持ちのみ。

 だが、冒険者ギルドからの呼び出しのため、行くしかない。面倒だなだという思いで、起きる。あぁベットが恋しい。

 一階に行くと、周りには装備を身につけている、シャルム、ルカ、サモン、ライトが居る。素晴らしく優秀だなあと思いつつ、あれ?

 新しく入った自称義賊は何処行った?

「ライト、義賊は?」

(寝ています)

 俺は、義賊を叩き起こす。そして、恨む視線を無視し、冒険者ギルドに向かう。

 周りを見ると、走って避難している人が居る。大変そうだなぁと他人事の様に思い歩く。

 到着すると、人であふれかえっていた。こんなに冒険者が居たとは。驚きである。

(皆に集まってもらったのは、城門の外に大規模のスタンピードが発生した。それらは北、南、東、西と全方向からという、歴史で類を見ない事件である)

(ザワザワ)

 周りは騒がしく、やばいだの、死ぬだの、逃げようなどを言っている。

(だが安心しろー!実は勇者様も参戦する)

(ザワザワ)

 この言葉を聞き、周りは勇者様が居るとは安心だと言い始める。勇者の影響力強いなぁと思いつつ聞いていると、突然俺の方をギルマスが見て、こう言う。

(それに、ここにはAランクのアースドラゴンを倒したダークも居るぞー!)

(わぁわぁ)

 何故か歓声が沸き起こる。君たちの感性可笑しくない?なかなか良い枕詞だと満足し、逃避をやめ、現実を向く。

「魔物など、我が県のサビにしてくれる」

 視線が求めて来たので、冒険者を鼓舞する発言をする。

 すると一段と大きな歓声が。これが当たりか。絶対、ギルマスに悪戯しようと心に決めた。

 魔法師は、城門から一斉に自分の出来る最大の魔法を放ち、接近戦の人は、魔法が放たれた後に城門から出て魔物を討伐するというまったくもって簡単な作戦である。

 現在俺は城門に居る。真下には、魔物の大群がウヨウヨしている。

 魔法師の大概は、杖を握りしめ、何かに祈る様な仕草をしている。意味あるの?と問いかけたかったが、空気を読む。

 俺は空気が読める男。風魔法の使い手だからな。ふ、は、は、は。

(一斉砲撃)

 合図があったため、俺はサンザンドウィンドスラッシュを放つ。

 千もの風の刃は、魔物をランダムに切り裂き続ける。いゃ〜いい気分。

 だが、やはり自身の五%ぐらいの魔力を使う。まぁ数分で回復するが。

 俺にとっては、その程度だが、周りからしたら強い魔法だったのだろう。

 頼もしそうな視線、畏怖の視線など様々である。まぁ全て無視するが。

 そして、何百メートルとある城門から飛び降りる。周りからは、自殺に思えたのか、叫び声などが聞こえる。

 そして、そんな声も聞こえないほどの地点で、風を生み出し、ゆっくり落下していく。

 今回は俺と、シャルムが単独で、ルカとサモン、ライトがパーティーを組み、義賊らは5人程度のパーティーの命第一の心構えである。

 俺とシャルムは経験値欲しさに単独である。ライトから止められると思っていたが、意外にも了承した。

 多分、俺が死ぬ気が無いのを知ったのだろう。

 地面に降り立つ。周りは俺から避ける様に円を描いている。

 そりゃ上から落ちてくる変な奴に近づこうとは思わないだろう。突撃する。

 なるべく奥へ奥へと進む。

 すると、さっきまで人間に囲まれていたのが、魔物に変わる。

(グキャ)

(ギャ)

「死ねー」

 そう叫び、吸魂剣を真横になぎ払う。それだけで死ぬ。弱い。

 だが、世界には俺より強い人は居る。妥協はしない。

 そう決意し、ウィンドエンチャントを使い、剣を風で覆い、剣を大きくする。

 今回は、剣の切れ味でなく、大きさに重視している。その為、一斬りで魔物が十体も斬れる。

 そんな斬撃を、身体強化を使いながらやると、周りの魔物がいなくなるため、風魔法のウィンドバーストを使い、奥へ奥へと向かっていく。

 それを止められるのは、どんな存在も無理だろう。


 時を同じくして、シャルムはダークのいる反対の南門にいる。

(ふむ、雑魚ばかりなのじゃ)

 そんな呟きを吐きつつ、氷魔法を使い、巨大な氷を何個も生み出し、ぶつけている。

(ふむ、あの程度で死ぬとは、次はもっと弱くしてと、ほい)

 本来、魔法の検証は、安全な場所でやるのだが、吸血鬼の始祖であるシャルムは戦場で行なっている。

 それだけ圧倒的な差がある。

 シャルムも又、つまらなくなり、奥へ奥へと向かっていく。

 近くの敵は、長い手の爪で切り裂き、遠くは氷魔法で潰す。暫くすると、魔物が近づかなくなり、シャルムは不満げにこう言う。

(魔物なんだから、本能のままに来るのじゃ。面倒な)

 ただ歩くのが面倒になって来ただけなのだが、そんな八つ当たり要素も加わり、攻撃が苛烈になっていく。

 しかし、多大な魔力が無くなることはない。


 ルカ、サモン、ライトの所は東門だが、魔物はまだ来ていない。

 ダークや、シャルムみたいに魔物に対し、突撃などをしない一般常識を持っているからだ。逆にそんな命知らずな事をするのは、勇者でなく、蛮勇だろう。

 そんな事を言われているとは知らずに、魔物を殺しまくるダークであった。

 王都になぜか急に魔物が出現し、歴史の中でも類を見ない危機が起きる。

 これは、勇者を魔王復活の一年前に転移させたからか?それとも、魔王の仕業か?

 様々な人、人ならざるものの思惑が交差する。そんな話にする予定です。

 これまでは、戦闘の際に、陰謀的な物が無かったため、書こうと思います。是非、俺氏の中で類みない話をお楽しみに!

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