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盗賊達に無慈悲なる鉄槌を

  「あー何と美しい魔石達。どうしよう?」

  今俺は猛烈に脳をフル回転させている。この沢山の魔石達を立方体の中に入れたはいいが使い方、又持ち方がわからない。

「異世界だったらアイテムボックスどこ行ったー」

  貴方の脳味噌どこ行ったーぐらいバカなことを叫んだ。

  「まぁ、仕方がないので、近くの人から奪うか。そう仕方がなく、悲しいなー」

  全く持って棒読みである。何故今このような事を言うかというと、俺の風魔法で常に周りを探知してる為、馬車の中に乗っている人が襲われていることがわかる。まぁ、馬車を囲む人がたくさんいるので、想像でそうなる。注意したいのは、俺が木の葉と言うことだ。これがバレると、多分、珍しいからといって実験台にされそう。嫌絶対されりため、俺の姿を見られたらゲームオーバー。まぁ簡単に言うと、全員殺せばいいんだよ。異世界に来て、サイコパスになったかと言うとそうではない。この世界が魔物が居る、つまり人の死が日常的にある。そんな世界で日本の様な事をしていては死が待つのみ。だからと言って、人を殺してばかりでは、他人から恨みを買い、殺される。まぁ適度に殺していこう。風魔法を使い、馬車の近くまで飛んでいき、様子を伺う。俺もバカではないし蛮勇では無いので、馬車の中に居た一般人?が三人殺され、中を物色している盗賊三人、周りを警戒している盗賊二人が居る。

(イヤー今回は楽勝っすね)

(美味しー)

(護衛無しのバカだった)

(ボス、分け前どうします?)

(俺六割、他が均等に一割ずつだ)

(ありがとうございます、流石ボス)

  そんなバカな会話をしている内に、鑑定を発動。

 五人のレベルが高い順から、十五、十三、十、十、九で一番高いレベル十五でさえ攻撃力、防御力、素早さ、器用さ、知能の総合平均が百五十。 

 ちなみに俺は四百六十。圧勝である。やはり勇者特権は凄いと思いながら、身体強化をしつつ、並列思考を使い、風魔法のウィンドスラッシュを二つ作り待機させる。

 身体強化にかかった時間は経ったの一秒、ウィンドスラッシュも一秒で完成させ、まず第一に、周りを警戒している盗賊に向かってウィンドスラッシュを放つ。距離は約五十メートル。

 しかし、俺は上空に居るため、全く気づかれた様子も無く彼らの首を真っ二つに切る。彼らは悲鳴をあげること無くクビが落ちた。

(ポトリ)

(おい、どうした?)

  変な音がしたため、ボスが馬車から出たため、出た瞬間を狙い、ウィンドスラッシュ。命中。ようやく、残りの二人が、事の深刻性に気づき。馬車から勢いよく出て、周りを見渡す。

(残念)

 この言葉を言った直後、二人の盗賊の首が落ちたのであった。人を始めて殺したのに、俺は悲しくも、喜びもない。

 これも、称号の冷酷な殺戮者の効果である思考の冷静化のおかげだろうか?

 まぁそんな事より、風魔法でもう一度、周囲を探知し、周りに生きてる人が居ないのを確認し、馬車に向かって、降りていくのであった。

 馬車の中には、雑に物が転がっていて、良いもの、悪いものかが分からないため、ここで鑑定の出番。

「鑑定」

 馬車、銀貨八枚、銅貨三十枚、タオル、剣が3個、短剣が3個、魔法のカバン、防具が五個、アクセサリーが一個。

 剣も短剣も、ランクはEだった。鑑定レベルが上がったせいか、物をを鑑定すると、ランクが見えた。

 俺の主観ではEランクは底辺だろう。

 そんな事より、魔法のカバンは何とCランク。思わなかった。

「おっ」

 このように声を上げてしまった。木の葉だが。


 魔法のカバンの説明では、ランクに応じてカバンの中に入る量が増減し、ランクCでは、3立方メートルらしい。

 まぁまぁでかいので、馬車以外の全てを魔法のカバンに入れ、魔石の隠し場所に飛んでいき、少し入るか心配だったが見事に入り、喜んだ。

「いやー、ラッキーだった。序盤で魔法のカバンを手に入れたのはデカイ」

 まぁ手に入れたというより、奪ったに近い。

 しかし、盗賊は襲っていたのだ。天罰みたいなものだ。うん、自分に襲ってきてはないが、他人に襲っていた。

 敵討ちみたいなものだと自分の頭の中で、屁理屈じみた言葉を考えながら自身に鑑定をした。

 ——————————————————————


 レベル7 名前 無し

 種族 葉

 役職 無し


 HP 2500/2500

 MP 7500/7500

 攻撃力 600

 防御力 450

 素早さ 600

 器用さ 850

 知能 1200


 魔法

 風魔法 レベル6


 スキル

 身体強化 レベル4 魔力操作 レベル5 隠蔽 レベル2

 鑑定レベル4 並列処理 レベル3


 称号

 勇者

 効果……レベルアップに必要な経験値の低下

 ……経験値獲得量の増加

 ……熟練度獲得量の増加

 ……レベルアップ時のステータス上昇量の増加


 無謀者……何も考えず、頭、常軌を期した行動をとる

 効果……レベルアップ時のステータス上昇量の増加


 空の愚者……何も考えず、空で、頭、常軌を期した行動をとる

 効果……風魔法の熟練度獲得量の増加


 new冷酷な殺戮者…冷酷非道な行為を何回もする

 効果………思考の冷静化


 newスライム特攻……スライムを沢山倒す

 効果………スライムに対する与えるダメージの微上昇

 ——————————————————————

  レベルが上がり、ステータスに個性が出始めることに喜びを感じながら、木の葉から人間に変身する為の方法を考え始めた。

盗賊の虐殺をし終えた主人公。次は何を虐殺するのか?因みに、しばらくの間は大量虐殺をしません。しくしく。そしてついに、この世界の魔法のカバンを手に入れました。現実にもあって欲しい!

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