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一家団結

家に帰る。

「帰ったよー」

(お帰りなさいませ)

真っ先に家政婦のコルムが、お帰りの挨拶をしてくれた。

「ありがとう」

感謝の意を伝える。

(お食事の準備が完了しています。お食事に?)「あぁ、よろしく。あと緊張はしなくていいよ」

彼女は、主人がどうゆう人かわからない為、体を微妙に震わせていた。

やっぱ、緊張するんだなあー。食事前までに、解決策を考えるのだった。

コルム、シャルム、ルカ、サモン、ライトが、食事中なのに誰も話さない。

ちなみに晩飯は、肉の野菜炒めと、王都ジュース、スープであった。

何故この構成が多いんだよー。宿屋と同じ構成だ。草だわー。

草とは笑である。最近の言葉は意味わからん草ー。

食事が終わるとコルムが皆の食事を回収する。そして俺は主題に入る。

()()()()()()()()()()()()()()

まず周りを見ると、シャルム、ルカは明るい顔。

まぁ信頼関係を築いたからね。ライトは、まぁ天才っぽいから俺の考えがわかるから、まぁ心配でない。

しかし、コルムと、サモンは、過度な緊張がある。過度な緊張は毒で、俺にも悪影響を与えるだろう。

さらに、緊張感のある食事はあまり好きではない。

気楽な感じが一番。

「まず、今日一日お疲れ様。今回は希望を聞きたいと思う。何かある?」

すると、直ぐにシャルムが答える。

(王都のお菓子が食べたい!)

(ぷ、)

「お、おう。そうか、わかった。次通ったらな」

予想外のお願いだったため、動揺してしまった。

後、ライト君、今少し笑ったろ。

まぁいいけど、俺の威厳ー。

(約束だぞ)

「他の人はない?」

すると、やはりワイバーン討伐で友情を育んだからか、ルカが元気に言う。

(ダーク様、回復魔法の修行と、そのあの、えーと)

自身の希望を答えあぐねているようなので、補助を出す。

「自分のペースで答えればいいし、希望だから叶うかは分からないから、気張らずに」

我ながら、完璧な助言じゃないだろうか?

少しの間、ルカは悩んだらしいが、恥ずかしそうに赤面した顔で言う。

(だ、ダーク様を兄様って呼んでもいいですか?や、やっぱいいです。忘れてください!)

予想外の予想外の予想外である?何で奴隷で、俺に対し緊張感を持っていた相手がこんな数日で懐くのだろうか?

「どうして、兄様と?」

(ダーク様は、優しく、強く、カッコいいからです)

俺に対するここまでの高評価。マジでこれは嘘なのか。

ちらりとライトに確認を取る。方法は、頭の中に彼女の言葉が本心なら頷く、違うなら何もしないことを想像する。

すると、流石意思疎通スキル持ち。直ぐにライトは頷く。

その為、覚悟を決めて、捨てられそうな子犬の様に不安そうな顔をしているルカに言う。

「ルカが良いんだったら良いが。それでいいの?」

()()()()()()()()()()()()()()()()()()

「グハ」

マジで心にグッと来た。青い髪で、容姿も完璧。そんな彼女に笑顔を向けられるだけで、ヤバイのに、お兄様だとー。

マジで、俺を殺す気か?ルカ、危険。

「フゥ、他の人は?」

すると、流石イケメンなライト君が、答える。(俺をダーク様の左腕にして下さい)

俺には全く意図が読めない。だが、悪意はないだろう。直感だが。

そして、純粋な疑問を質問する。

「誰が俺の右腕?」

(勿論、シャルム様です)

おぃ、ライトよ、絶対内心笑っているだろう。だって、肩めっちゃ震わせてる。マジでからかいやがって。何も出来ないが。

「その話は後にして、俺の左腕になるには、死と隣り合わせなるが、その勇気はあるの?」

少し意地悪な質問かな?はっはっはザマぁー。

幼稚園児的な思考を前にライトは応える。

(貴方は私を奇妙な視線、バケモノを見る目で見なかった。貴方のために命を尽くします!)

真面目な視線に、俺も真剣な表情でこう言う。「死ぬ気で付いて来い」

(はい)

黒髮のイケメンが、決意した顔には特に何も感じなかった。

「コルムは何か希望がある?」

すると、これまでの話し合いが功を成したか、この展開を作らなかったら絶対希望を言いそうにないコルムが、申し訳なさそうに言う。

(ダーク様、出来ればお菓子作りに挑戦したいてす)

「費用は?後、料理の質は下がる可能性は?」(費用は月に銀貨一枚ぐらい頂けると嬉しいです。料理の質は下げない様に、頑張ります!どうかお願いできないでしょうか?)

銀貨一枚程度で、信頼が買えるなら安い。

それにお菓子食べたい。マジで食べたい。食欲はないが、食事を楽しむ事は出来るからだ。

「銀貨は月に十枚あげる。俺らの食事代とは別にで。そのかわりに、偶に俺らにも食べさせて」

(はい)

今まで以上に嬉しそうである。俺もかなり期待している。

やっぱり、笑顔は最高。そして笑顔は伝染するって言う言葉の通り、サモン以外は全員奴隷になった時とは違う顔つきだ。

「サモンの希望は無いかな?」

(私に召喚魔法の本を買って下さい。ダーク様の役に立てる様頑張りますので)

泣きそうな顔で訴えてくる。俺、女の涙に弱いんで止めてください。内心ビクビクしているが、気丈に振る舞う。

そこに、毎度同じライトー。お前、マジ笑うな。修羅場なんだぞー。

後でお話ししないとな。

「今日一日、召喚魔法について調べてもらったが、何かあったのか?」

(召喚魔法には、無限の可能性を秘めていることが分かったからです。中には、悪魔召喚などもあり、必ず役に立てると思うので、どうか学ばせて下さい!)

なぁ、ライトは、俺の修羅場を笑う。

そして、サモンは、マジレスで俺をディスって来たぞ。

何、俺は悪魔召喚が必要そうな行動してる?俺って悪魔なの?分からなくなってきた。

はぁ、もう良い。

「ライト、召喚魔法の本は幾ら?」

(銀貨三十枚です。)

「わかった。サモンも、シャルムの元で、ルカと一緒に魔力操作を学べ。そしたら召喚魔法の本を買ってやる」

(ありがとうございます。頑張ります!)

結局、俺の想定通りの展開にほぼ成った事に喜んだ。

そして、寝る前にライトが俺の寝室に訪ねてくる。

(コン。コン。ダーク様、お入りしても宜しいですか?)

「ちょっと待ってくれ」

そう今はやばい。シャルムが、俺と一緒に添い寝し始めてからこれまでずっと、俺のベッドに潜り込んでくる。

マジで起きた時に、シャルムの横顔を見た時心臓が止まりかけた。心臓はないが。

現在進行中でベッドにいる。

「おい、ベッドから出ろ」

(何でじゃ)

「ライトが来てるだろ」

(あやつは意思疎通が有るだろう?何故慌てる)「いや、だから」

やっとの努力で、ベッドから追い出させる、ライトに入らせる。

(ク、ク、ク)

コイツ、主人を笑いやがった。肩を震わせ、俺の顔を直視していない。

「お前、マジぶん殴りてー」

(すみません)

「本題に入るが、ライトには俺とダンジョンに潜り、強く成ってもらう。俺の左腕には、必要な力だ」

(わかりました)

「後、サモンの件は助かった。何かいる物ある?」

(でしたら、ダンジョンで厳しく鍛えて下さい)(言われるまでもない)


その後、ルカまで一緒のベッドに入って修羅場となり、上目遣いの目線に、風呂上がりのサラサラで、青い宝石の様な綺麗な髪に俺はクリーンヒット。頷く以外に返事はない。

結局、緊張のあまり寝れなかった。

今回は、主人公の手腕が発揮されました。卓上を操る、魔術師になるか!

次回、修行?現時点で強いダークが、新しい技を身につける

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