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絶望と希望

(パリン)

この音が何か分かるだろうか?誰一人として今の俺の気持ちを分かってくれないだろう。

何故なら、誰もとして予想していなかったからだ。

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内心で叫び、暴れ、憤怒の表情である。

時は、1時間ほど遡る。三階の魔法の本を楽しみにしながら、階段を上がり、様々な本を読む。

魔力の操作の仕方は、体内にある異物を感じようとするや、気合いでや、他者から魔力を流してもらうなど、実用的なものから非現実的な物まで。

魔法の原理を解こうとする本は、魔法は、魔力を使い新しい現象を起こすや、魔力が変容した結果、別の次元から魔法を持ってくるなど。

別の次元から魔法を持ってくるのは召喚魔法じゃね?と思ったりし、楽しい時間が過ぎていた。

更に、五属性の特性を、知ったりもした。

火は魔力消費大の高火力、水は魔力消費小の低火力、風は魔力消費中の中威力、土は魔力消費中の中火力、光は全てに適用される。

光は強すぎじゃね?と思った瞬間であった。そして、強い魔法順なんて物もあり、一番から順に、火魔法、光魔法、風魔法、土魔法、水魔法らしい。

風魔法が三位なんて嘘だー。これは自己贔屓だろうか?

しかし、その下には、これは低位魔法師、中位魔法師のみ当てはまる。高位魔法師は独自のオリジナル魔法を作っている人が多く、そういった人は、限られた人だけが伝承され、その原理が未だ解明されていないため。この事に嬉しさと、危機感を募らせた。今の俺の場合、強い奴が殺しに来たら、死んでしまう。あまり、派手な行為は止めておこう。言い方を変えたら、強くなったら暴れようという発想である。

魔法は五属性魔法以外にユニーク魔法という物があり、世界に一人しか持っていない物を指すらしい。

これは歴史上、有りうる可能性があるだけで、現在は発見されていないらしい。欲しい。実に欲しい。

まぁ俺の欲望は置いといて、他にも興味深い事があった。

固有魔法である。ユニーク魔法との違いは、ユニーク魔法はは世界に一人に対し、固有魔法は一万人に一人らしい。

そして現実に存在していて、魅了魔法、糸魔法、穴魔法、落下魔法、貼り付き魔法、人形魔法、洗脳魔法などがあるらしい。

役に立つのから、ゴミまで色々あるが、魅了魔法があったら、あんな事やこんな事が!まぁしないが。

五属性魔法は進化するらしい。これを見た時、感動し、ニヤニヤしてしまった。

ゲームにおいて、進化が一番面白かったりするからだ。中身は、五属性魔法は、使っていくうちに進化と呼ばれることが起こる。

それは才能に恵まれた人のみ発現する。俺は勇者だから、才能あるはずだぜー。

おっと、重要な事が書かれてある。進化は、各魔法レベルが十五になった時らしい。

あれ?今俺の風魔法はレベル七、闇魔法はレベル一。意外と早く進化しそう。やはり、勇者補正が高いのだろう。

オット、間違えてしまった、闇勇者補正だった。「く、く、く」

図書館では静かなしないとな。

そんなこんなで、知識を蓄え、異世界でも何とかなりますそうだなぁと、希望を持ち始めた時、急に絶望がやってくる。

一冊の黒い本が目に入り、手に取る。

題名は闇魔法はネタ魔法!

なんだこの詐欺本は!

少し怒りを持ち内容を読む。

ある村に闇魔法を持って生まれた人がいた。

その人と奇跡的に会う事が出来、この本を書いた。

結果、闇魔法はネタ魔法である。

闇魔法は魔力消費が小なのに対し威力は無である。

ただ、光の反対である闇が発生するだけである。効果は暗くなるだけの為、殺傷能力が全くない。

暗くなるのは、一時的らしい。

なんだこの、嘘っぽい話は。魔法名が強そうなのに、実際は弱い。

広告詐欺だー。

俺はこの事に納得がいかず、図書館から出て、南門に向かう。スライムの平地で練習するためである。

南門を出て、人の視線から外れたら、隠蔽魔法を使い、木の葉に一瞬に変化して風魔法で向かった。

一刻も早く、練習したかったのである。着いたため、闇魔法を発動させる。手に闇を生み出すように意識すると、確かに黒いモヤが生まれる。

それをその場に居たスライムに当てると、特に変化が無く飛び跳ねている。怒りのあまり、蹴り飛ばしてしまった。

「ハァ」

いや、もうちょっと考えよう。並列思考を使い、様々な発想をし、沢山の実験をするが、イマイチ幸先は芳しくない。

もう無理なのではないかと思うが、何か違和感を覚える。(クソ)魔法なんて大層な名前がタダ黒いモヤを発生させるなら、霧魔法的なものでいいはずだ。

発想を転換し、可視化から不可視化へと変える。しかし、何も起こらない。体内に、黒いモヤを発生させたり、目に集めたりしたが何も起こらない。

「んーんーんー」

不思議。未だ活用方法が、黒いモヤを沢山発生させ、相手の視界を見えなくするしか無い。

スライムに黒いモヤを体内に流し込んだりしたが、全く変化が無い。二度目の蹴りがクリーンヒット。

そんな事があり、半端諦めつつあった時に、あの本を思い出した。

見出しは、融合魔法、合体魔法について。見出しから分かる通り、魔法と魔法を融合させ、強い新しい魔法の現象を作り出そうという発想だ。

これは、二人以上の魔法師がいる事が前提だった。

しかし、並列思考がある俺なら、何とか出来そう。


一縷いの希望に賭けて、風魔法と闇魔法を発動させた。

主人公は遂に大きな壁に直面。ネタ魔法である、闇魔法に将来性があるのか。果たして。

そして、次回は上、下の、初の二部作となります。同時に、配信します。困難を乗り越え、また困難。突如として現れる黒いモヤ。

遂に、主人公以外のヒロイン的存在が現るか?


これを見て面白い、興味があると思った方は、是非ブックマーク、評価をお願いします。


九月十九日に小説名が変わりました。


木の葉の転生勇者 葉っぱなのに冒険?世界を救う筈の勇者が世界を脅かす?青春の無い男が、奴隷達にする行為とは?


このように変更さして頂きました。これからもよろしくお願いします

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