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異世界王道冒険譚  作者: 雪野ツバメ
第四章 他国へ
301/303

291.隣国へ10

前話

隣国に向かうシュウとティアリス

湿地を抜けた先の台地で向かうバスティオン王国と敵対する獣人オークを見かける

新たな敵を前にしつつ隣国を目指す

 シュウはティアリスとオークについて話し合いながら先に進んだ。

 シュウは今まで小柄なモンスターと多く戦ってきたが、大柄な相手はそんなに経験がない。

 自分よりも大きかったのはオーガとデーモン族ぐらいか。

 ドラゴンゾンビとも相対したが主に戦ったのはレオニードであったし、その時シュウはデーモン族と戦っていたのでじっくりとレオニードとドラゴンゾンビの戦いを見ていなかった。

 今でもあの巨体のドラゴンゾンビをレオニードはどう抑えていたのか気になっている。

 レオニードの怪我もあって、この依頼の前にその時のことを尋ねる時間がなかったのだ。

 次に会えた時はじっくりとドラゴンのような巨体の対処に仕方を聞きたい。

 だってだ。

 ゲームではドラゴンのような巨体のモンスターでもキャラクターが無尽蔵のスタミナで跳ね回って攻撃を回避し、隙をついて攻撃して倒す。

 ゲームのようなこの世界。

 しかし、体力は有限。

 跳んだり走れば疲れるし、傷を受けると痛い動けなくなる。

 治癒術で回復できると言っても限度がある。

 何度も言うけど、斬られたり叩かれると痛い。

 試したくはないけどきっと死ねば死ぬ。

 ゲームのようにセーブした地点からのやり直しもできない。

 ルーツやそのパーティメンバーに聞いたことがある。

 この世界に蘇生魔術はあるのかと。

 その質問を聞いた先達の返答はそれぞれだった。

 ルーツやマルクのような前衛職は「ない。死んだら終わりだ。死ぬな」だった。

 フランやランブル達後衛職は古代の文献や噂であると聞いたことはあるが見たことはなく、女神を信仰する教会では女神の恩恵で生き返ることができるという話もあったがそれも実際に見たことはないようだった。

 曰く「そんなものに頼ってはダメ、まずは死なないこと」と言われてしまった。

 錬金術に精通している薬師のランブルよりも治癒術師のフランの方がその手の話をよく知っていた。

 治癒術師としてあれば治癒術の上位にあたるであろう蘇生術は気になったのだろうか。

 ということで、死に覚えゲーのように死んで覚えて戻ってくるようなことはできない。

 視点ももちろん見下ろし型ではなく自分の目線。

 なのでシュウよりも巨体に見下ろされれば有利な点は一つもない。

 巨体の懐に入れば若干動きに制約がかけれるぐらいだろうか。

 なので大きなモンスターと戦うには相応のコツが必要だ。

 シュウが戦ったオーガやデーモン族はシュウよりも少し大きいぐらいのまだヒトの範疇の大きさだ。

 これが地球で言う五メートルを超える巨人のようなヒト型でも戦い方が違うだろう。

 あらゆる生き物の弱点である頭を簡単には狙えないのも大きさは武器になる。

 ドラゴンがいる世界だ。

 レオニードの話を聞くことも決して無駄にならないだろう。


 オークは大きさで言うとまだヒトの範疇の大きさだ。

 シュウ達が見たオークは下っ端だろうがあのオーガと同じぐらいの大きさに見えた。

 ただオーガはシャープな細マッチョな体格だったが、オークは縦にも横にも大きい体格に見えた。

 あの体格からの体重が乗った攻撃は下っ端のものでも強力なものになりそうだ。

 シュウとティアリスはオークがどのような攻撃をしてくるか聞いた話や知っていることを出し合って、どう対処するかを話し合ったのだ。

 もちろん敵対しないのが一番だ。

 だが、ミッションで深手を負わされたエルフの国とオーク軍の両軍。

 ぶつかれば戦闘は避けられないだろう。

 そこに居合わせた場合にシュウ達だけ戦わないという選択はできないと思われた。

前回に続きオークの話

ほぼ対格差の話ですが

ノープランがばれますね

これは早く進んだ方がいいな…


ここまで読んで頂きありがとうございます

皆様の空いた時間を埋めるお手伝いができていれば幸いです


ゲームだと竜とかバンバン狩ってますが

実際に目の前にすると絶対無理だよな~と思いながら書いていました


それではまた~


なにやらオメガが現れると噂ですので皆さん禁足地に集合してください

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