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異世界王道冒険譚  作者: 雪野ツバメ
第四章 他国へ
300/303

290.隣国へ9

前話

隣国に向かうシュウとティアリス

湿地を抜けて台地に入ったことで隣国バスティオン王国に近づいた実感が湧く二人

しかし、二人の前にはバスティオン王国のエルフ族と敵対するオーク族がいた

 オークから気づかれない距離を置いて迂回したシュウとティアリス。

「シュウさんから見て、オークは勝てそうでした?」

 オークが見えない位置まで来たところで緊張していたのか、息を大きく吐いた後にティアリスが尋ねてきた。

「うーん……。

 遠くから見ただけだから、よくわからないな。

 体格だけで見るとコボルドよりも大きいし、力もありそうだよね。

 まあコボルドは小さな体格に見合った素早さで勝負する種族だったみたいだから、直接的な比較はできないけど……。

 うーん、そうだなあ。

 あくまで見て感じたことと聞いた情報からの比較だけどコボルドよりは戦いやすいかもな」

 ティアリスの質問に先程のオークの姿を思い出して、次にミッションで出会ったコボルド達と比較する。

 そして、事前にルーツ達にこの周辺に出没するモンスターを聞いた際に出て来たオークの情報と合わせる。

 見た感じは聞いていた情報のままだな。

 といった感想だった。

 ルーツ達の記憶とその情報が正確だったという事もあるが。

『目撃したあのオーク達はルーツ達から伝えられた情報よりも低ランクのオーク達でした』

 シュウが頭の中で比較をしているとアルテが追加の情報を提供してくれた。

(あの距離で鑑定をしたの?)

『鑑定の熟練度が上がりましたので使用できる距離が伸びたようです。

 あのオーク達は普段このエリアに出没するオークよりもワンランク低かったです。

 この国で決行されたミッションの影響でオークの陣営もまだ回復しきれていないと思われます。

 まだこの辺りには元の戦力を送りだせずに低ランクのオークを斥候のように配置しているようです』

(斥候か。

 その割には街道を少し離れたぐらいの場所にいたけどな)

『それは斥候に慣れていないオークだったからですね。

 斥候として初めての任務だったのかもしれません。

 オークとしても斥候役としてはシーフや弓使い等が起用されるはずですが、あのオーク達はほぼランクアップ前のオークで一体だけソードマンがいました。

 それと、マスターの察知する能力が高かったのもあのオーク達には不運だったでしょう。

 街道から距離もありましたし、丈の高い草むらに潜んでいたので』

(そうかな?

 斥候ならみんなで固まりすぎてて、黒い塊が丸見えだったし、気配も隠せてなかったよ)

『斥候役がいないとどのようにしたらよいかわからないのでしょう。

 ヒト族の斥候役も特別な技能を持っている者や特殊な訓練を受けた者が務めるのが主でしょう。

 クランに斥候役を任せてもあのオーク達と同じように行うかもしれませんよ』

(またまた~そんな……)

 アルテの言葉にシュウ達を追ってブランジリを出たと連絡を受けた年下の少年戦士を思い浮かべる。

 クランは戦士として更に壁役となる技術を主にルーツから教え込まれていた。

 斥候役の修練はまだ詰めていないだろう。

 先程のオーク達のように固まって様子を見ることはしないだろうが、斥候として何をどうすればいいかはわからないかもしれない。

 主に斥候には気配遮断や気配察知がスキルとして後天的に得た者や、稀に天性の才で本能で気配を消すことやなにがしかで相手を察知できる者がその能力を使って索敵や情報収集を行う。

 あの少年戦士にはまだ早い気がしてきた……。

 それにしてもアルテの話し方がどんどん人間味を増してきたような……。


「一人で戦うとしたら相手の攻撃を回避に専念して隙を作ったところを攻撃していくかな。

 でもそれが出来るのは一対一でだけど。

 まあそれもティアがいれば取れる戦法も増えるからだいぶ変わるよ」

 シュウはオークについての考察を終えて、ティアリスに伝える。

 ティアリスはシュウの言葉に安心したのかもう一度息を吐いて微笑んで頷いた。

「バスティオン王国もこの辺りの情勢を調査しているはずだから、冒険者ギルドで聞いてみよう」

 シュウ達のパーティの任務は自分達の見たことを他国の冒険者ギルドに伝えることだが、他国のミッションの状況や現状を調べることも秘かに含まれている。

 そして、この台地や湿地で見かけた冒険者も調査が主な任務だと思われた。

 まだ国周辺の状況を把握しきれていないのだろう。

 それほど先のミッションでバスティオン王国とオーク軍の双方は深手を負ったと言える。

 バスティオンで主な傷を負ったのは冒険者達であったが。

やはりエルフと言えば敵対はオークという浅い考え

一体いつからこの種族は敵対するようになったんですかね

(自分では調べない)


ここまで読んで頂きありがとうございます

皆様の空いた時間を埋めるお手伝いができていれば幸いです


バトルが始まると長くなるけど、ないならないでダラダラ解説回が続く……


それではまた~


来週は一週空くと思います

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