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異世界王道冒険譚  作者: 雪野ツバメ
第一章 なかなか冒険しない冒険者
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3.落とし穴の中

穴に落ちてからどのくらい経っただろうか。

シュウは未だに落ちていた。

すでに落ちた穴は見えなくなっており、どこを見ても真っ暗だった。

けれど、ただの暗闇ではないようで、自分の体ははっきりと見ることができた。

Tシャツにパーカー、ジーンズと穴に落ちても手放さなかった3冊の本が入った鞄。

落下落下にも慣れるんだなぁ。と、いつものマイペースが戻ってきていた。

「このままどうなるんだろう」

と、誰にでもなく独り言を言っていると・・・

「!!」

急に今までの垂直の落下から速度が落ちて斜めに滑っているように変わった。

そして、その滑り落ちて行く先を見たシュウは目を見張った。

シュウの視線の先に小さな白い点を見つけた。

近づくにつれて点は大きくなり、それは白い穴になった。

どこに出るのかわからないが、自分ではどうしようもなく滑り落ちていく。

「なるようになるか」

シュウはため息をつきつつ白い穴に飛び込んだ。

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