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異世界王道冒険譚  作者: 雪野ツバメ
第四章 他国へ
299/303

289.隣国へ8

前話

隣国に向かうシュウとティアリス

湿地から台地に変わって聞いていた情報を思い出していた

 シュウ達が向かっているバスティオン王国はエルフが治める国だ。

 聞いた話によるとこの世界のエルフはシュウが日本にいる間に読んだラノベに出てくるエルフに似ている点と違う点があるようだった。

 似ている点は耳が長くとがっている。

 ヒト族に比べて長寿だという事。

 比べるのがヒト族というのはこの世界の他の種族はヒト族よりも短命な種も長寿の種もいて、一番数の多いヒト族を基準として、ということらしい。

 まあ長寿の中でもエルフはトップクラスの長命というのが聞いたままの説明だった。

 自然を愛するというのはよくある設定だったと思うがこの世界もそうで、深い森の中に王都を建てている。

 そしてその森に魔獣除けの霧を生む魔術をかけていて、いつも森は霧に覆われているらしい。

 王都を護る霧を生む魔術を扱うことでわかるように魔力も高い。

 長命を活かして魔術を研究している者も多く、魔術師が多い……。

 と、思いがちだ。

 そうシュウは思っていた。

 だが、このモンスターが蔓延る世界に魔術師だけでは国を護っていけないらしい。

 バスティオンの国内では騎士の家も多く、騎士と魔術師では騎士の方が多いと聞いた。

 いくつかの騎士団を抱えており、魔術師団と共に国を護っているらしい。

 自然を信仰しているのか治癒術を使える人も多いようだ。

 自然と国を愛する者が多く、滅多に他国へ出る者はいない。

 なので他国で見かけるのは数が少ないが冒険者をしている者が多く、一般人はあまりいないという。

 他所の国の人と結婚するとその国に行きそうだと思ったが、エルフの多くは他の種族をあまり快く思ってないようで他の種族と結婚することが少ない。

 最近は年長の者が若い世代を国に縛りつけることも緩くなったとかで他国や他の種族に興味を持つことも昔に比べると多いらしいが……。


 バスティオンと言う国について聞いていたことはそのぐらいだ。

 そして土地が変わればそこに住むモンスターも変わる。

 さらにバスティオンが敵対する獣人も変わる。

 シュウのいたウィンストリアでは主にコボルド族と敵対していたが、バスティオンではオーク族と敵対している。

 シュウからしてみればエルフとオークはここでも敵対関係なのかと聞いた時には思った。

 地球で読んだラノベでもよくこの種族たちは敵対関係になっていたが相容れない何かがあるのだろうか?

 ちなみにウィンストリアでシュウが戦ってトラウマになっていたゴブリン族も獣人に該当するが、ゴブリンは土地を選ばずにどこの国にも出没する。

 どこでも生きながらえることが出来る強靭な肉体と小柄で小さな洞窟でも入ることができる身体。

 そして驚異的な繁殖能力で種を絶やさずに世界に広めることに成功させていた。

 あまりに広がりすぎて他の獣人族の縄張りを荒らしてしまって獣人族とゴブリンの戦いも起こったことがあるとか……。


 そして、岩陰に隠れたシュウ達の遠目にオーク族が見えていた。

 見た目はこれもよく日本で見聞きした通りの姿で豚の顔をした大柄な二足歩行の獣人だった。

 だが木や鉄でできた武器を持ち、革で作られたと思われる鎧を身にまとっていることから知性があることは感じられる。

 というか遠目に見えているけど、身体が大きい分コボルドよりも強そうに見える。

 この辺りはバスティオンのある森の隣のエリアでバスティオンに所属する冒険者も数多く依頼や採取に訪れる。

 ただまだミッションが終わって間もないのでバスティオンの冒険者の多くは治療や装備の修繕で依頼を受けて街の外に出る者は少ないだろうが……。

 湿地に来ていた冒険者もミッションに参加していなかった冒険者か活動できるほど回復できたパーティだろう。

 オーク族も同じでミッションで近くの砦みたいな場所に大打撃を受けているので、あの強そうに見えるオークもミッションの攻撃から逃れた者だろう。

 とりあえず、見つからないうちに離れて王都を目指すことにした。

このお話は頻繁に説明回が入ります

っていうぐらいの頻度の説明回


ここまで読んで頂きありがとうございます

皆様の空いた時間を埋めるお手伝いができていれば幸いです


それではまた~

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