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異世界王道冒険譚  作者: 雪野ツバメ
第四章 他国へ
278/303

268.湿地の夜14

前話

湿地での初戦、リーチ達との戦いを無事終えたシュウ達

リーチの討伐部位証明を回収したシュウ

その間に仲間であるティアリスの様子がおかしく……

不審に思ったアルテがティアリスを鑑定したところ

原因が寝不足!?


(ね、寝不足?)

『肯定。

 鑑定の結果がそのように示されております』

(寝不足であんなことになるのか?)

 シュウはこっそりと横目で後ろを見る。

 そこには虚ろな目をしたティアリスが黙々とついてきている。

『詳細は不明です。

 鑑定でもこの状態異常をこれ以上探ることが出来ません。

 情報が不足しています。

 とりあえずは早くティアリスを休ませるのが先決かと』

(それはそうだな。

 寝不足には休ませるのが一番。

 昨日寝れなかったのかな……)

『この先に冒険者用のアウトポストがあります。

 目的地に設定し誘導します』

(頼むよ)

 シュウは雨宿りできるアウトポストを目的地として向かう事にした。

「ティア。

 この先にアウトポストがあったはずだから、そこでいったん休もう」

 歩きながら後ろを振り向き、ティアリスにアウトポストに向かう事を告げる。

「……うん」

 ティアリスは小さく頭を上下させ、小さな声で返事を返した。

(ティア、一体どうしたんだ……)


 止まない雨の中、しばらく歩いたシュウ達の視線に木造の建物が現れる。

 周囲を石を積み重ねて作った石垣で囲っている。

(あんなのでモンスターから襲われないのかな?)

『アウトポストは周囲にモンスター除けの結界が施されていて、モンスターに襲われる確率を減らしています。

 時折、効かなかったモンスターにアウトポストが壊されることがあるそうです。

 その為、冒険者ギルドに国からアウトポストへの巡回依頼が出ます。

 その依頼で結界の確認、建物の確認が冒険者に課せられるようです』

(それで結界が維持されているか、建物が無事か確認しているのか)

『結界の維持魔力が少ない時や、建物に破損が確認された場合は魔力補充の神官や建物修繕の職人の護衛が依頼として出る、ということのようですね』

(なるほど。

 たしかにこういう環境だと雨宿りできる場所は本当に助かるからね)

『街道などの重要な場所付近にあるアウトポストでは常駐の衛兵がいる場合もあります』

(ふむふむ。

 あそこのアウトポストは?)

 シュウは見えているアウトポストを見ながらアルテに尋ねる。

『街道から離れているので常駐の衛兵はいないと思われます。

 常駐の衛兵のいるアウトポストは衛兵の詰所もあり、安全度が高いためにギルドから道具や武具の補修ができるよろずやが派遣されている所もあるようです。

 そういった場所は建物や周囲の塀の規模も違うでしょう』

(たしかに。

 あそこはそんな規模の大きさには見えない。

 気配察知に何も反応ないし、今は誰も使ってないかもね)

『先のミッションによる獣人砦への攻撃はこの国でも行われていたので、実力のある冒険者はそれに駆り出されていたはずです。

 その為に怪我の治療や武具の修理、道具の補給などで街に滞在している冒険者が多いと推測されます。

 ミッションの報酬でしばらく休暇とするパーティもあるでしょう。

 なので現在、旅をしている冒険者は少ないと思われます』

(たしかに。

 僕達が参加したミッションと同規模の戦いが他の所でも起こっていたとしたら、怪我してる人も多そうだ。

 うちはみんなの傷をレオさんが受け持ってくれた感じで今の僕達が動けるもんな)

『出立前のレオニードの傷から推測すると今頃動けるようにはなっていると思われます』

(ブランジリの街の様子を見て、そろそろクラン達も出発する準備に入った頃かな)

『その頃合いかと思われます。

 本日の定期連絡で確認するとよいでしょう』

(そうだね。

 よし、一応アウトポストに危ない人がいないか警戒して近づこう)

 シュウは気配察知で感知できないタイプの人を警戒することにした。

 この旅の原因の一つである裏ギルドがどこまで手を伸ばしているかわからないので警戒するに越したことはないと考えた。

「ティア。

 あのアウトポストに向かうけど、何か潜んでるかわからないからゆっくり近づくよ。

 もう少しだけどごめんね」

 シュウは足を止めてティアリスに振り向くと、アウトポストを指差して伝える。

 ティアリスの反応はシュウの言葉に小さく頷くだけだった。

バトル以外の回は基本会話回

しかもまた脳内会議

声に出してたら心配されるレベルですよ


ここまで読んで頂きありがとうございます

皆様の空いた時間を埋めるお手伝いができていれば幸いです


それではまた~

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