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悪徳領主に俺はなる!  作者: 秋月の兄貴
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ペットの時間

みんな元気でしたか?俺、クラウン・ウェンステッドです。

俺は今、悩んでいます。

実はタラントワームの件は一つだけ解決していない事があった。

たしかにタラントワームの巣は破壊したしタラントワームはすべて倒した。まあ、倒したのはジェイド達だが・・・

だが、一つだけ解決していない事があった・・・

今、目の前にタラントワームが1匹いる。タラントワームの巣を壊す少し前、タラントワームの巣の近くで丸まっているこのタラントワームを見つけたのだ。

思わずポケットに仕舞いこみ、誰にも見つからない様に自室まで持って来てしまったのだ。

それが今、目の前にいるタラントワームだ。

思わず持ってきてしまったが目の前のタラントワームをよく見ると先ほど見たタラントワームとずいぶん違う。

このタラントワームは白いのだ。性格には白い体に紺色の羽のタラントワームだ。

今は魔力遮断の箱に入れている。タラントワームは丸まったままだ。どうやら寝ているらしい。

さて、思わず持ってきてしまったがどうしたらよいのだろう?

まずはタラントワームについて調べてみよう。その上でペットに出来るのならペットにしてしまおう。

悪人はよくペットを飼っているし、魔物なら色々と使い道があるだろう。

そう思いついた俺はジェイドの元に向かった。

ジェイドは執務室で何やら書き物をしている所だった。ノックをして部屋に入りジェイドに質問した。

「お父様、ちょっとよろしいですか?」

「おお、クラウン!先ほどは大変だったねぇ。クラウンのおかけで無事タラントワームは解決した様だよ。」

「それはよかったです!それでお父様に一つお願いがあるのですが・・・」

「なんだい?」

「先ほど、魔物を初めて見ました。私は今回は運良く何も被害は無かったですがそれはたまたまです。それで魔物の事がもっと知りたいと思いまして、

何か魔物の事が書いてある書物があったら貸して頂けませんか?」

「なるほど!魔物の事がわからなければ危険な目に合う可能性もありますからねえ。いいでしょう!この魔物図鑑を貸してあげましょう。これなら先ほどのタラントワームを

含め、この辺にいる魔物はあらかた載っていますからね。」

そう言うとジェイドは本棚から1冊の本を俺に渡した。

「お父様、ありがとうございます!」

ジェイドにお礼を言って自室に帰ってきた俺は、早速タラントワームについて調べてみた。

なるほど、タラントワームは魔力を栄養としているのか。その上物理攻撃無効か、こりゃ確かに魔術師殺しだな。

魔法を使おうとすればタラントワームに魔力を食われるし、魔法を使えない奴は倒すすべが無い。

ジェイドの様に素早く魔法を放つ事が出来れば倒せるがそうでなければ厳しいだろう。

でも魔力さえ与えれば飼えるのかなぁ?

「キュ~イ?」

どうやらタラントワームが目覚めた様だ。ためしに魔力を少しあげてみよう。

「君は俺の言う事が分かるかい?」

「キュイ!」

タラントワームは肯定を表すかの様に頭?(目や口が無い為にどっちが頭かわからないが)を上下に振った。どうやら俺の言葉はわかるらしい。

「今から魔力を少しあげるよ!でも俺が倒れるほど全部の魔力は取らないようにね!」

そう言うと、先ほどジェイドが魔法を使った時の様に指先に魔力を集めてみた。でも上手くいかなかった。ムムムッ!難しいなぁ。

「魔力を吸えるかい?全部は吸うなよ?」

そう、タラントワームに言ってみた。タラントワームは「キュイ!」と言うと頭?を俺に向けた。頭と俺の指先が触れている所が光ったかと思うと

何か力が抜けて行く感じがした。どうやら魔力を吸い取られたらしい。でも倒れると言うほどではない。ちゃんと加減してくれた様だ。

「よしよし、いい子だ!言いつけを良く守ったね!」

そう言うとタラントワームを撫ぜた。やわらかい!しかもほんのり冷たく、サラサラしていて触り心地は悪くなかった。

タラントワームも気持ち良さそうにしている。タラントワームに頬ずりしてそのままキスまでしてしまった。

これでペット決定だな!俺はそう思いながらサワサワ触っている。

「そうだ!せっかくのペットにするんだから名前つけなきゃね!」

タラントワームを見ながらしばし考える。

「泣き声から『キュイ』ってのはどうだ?」

「キュイ!」

我ながら安直だとは思ったがキュイは喜んでいる様なので良しとしよう。

キュイは嬉しそうに俺の周りを飛んでいる。

「キュイ!いくつかお約束事があるが守れるか?」

「キュイ?」

キュイは首をかしげる様な仕草をした。かわいいじゃないか!

「まず、俺が許可しない限り、勝手に俺や他の人の魔力を吸わない事!」

キュイが他人の魔力を勝手に吸って気絶させて魔物扱いされたり、俺の魔力を勝手に吸って人前で気絶するのは避けたいからだ!

「そして、俺以外に極力見られない様に出来るか?」

キュイが他人に見られて魔物と勘違いされて攻撃されるのは避けたい!そう説明するとキュイは、

「キュイ!」

と鳴くと身体が小さくなった。先ほどまでは20センチぐらいだったのが10センチぐらいまで小さくなった。

すげえ!大きさ変えれるのか!やるなキュイ!

俺が大きさ変わったので驚いていると、

「キュイキュイ!」

さらに鳴くとキュイが消えた!?どこ行った??

すると再度泣き声がすると目の前に再度現れた。

ナニイィ!!透明化までするのか!チート級だな、キュイ!

「すごいな!キュイ!これなら大丈夫そうだな!」

キュイの頭を撫でながらそうほめてあげた。キュイも嬉しそうにしている。

「最後にもう一つ!俺の魔力を吸ってもいいけど・・・死なない程度にね。」

最後のはお約束と言うよりお願いに近いが、キュイは頭を上下に振っているのでわかってくれたのだろう。

キュイは嬉しそうに周りを飛び回っている。でも何で大きさ変えたり、透明になったり出来るんだろう?

魔物図鑑で調べてみたが体の大きさを変えたり、透明化出来るとは書いていない。何でだ?

タラントワームの項目を良く調べてみるとタラントワームには亜種や希少種といった種類があるらしい。

亜種や希少種は色が普通のタラントワームと違うらしい。さらに言うと希少種は滅多に会う事が無く、神獣とか呼ばれたり、

神として崇めている所もあるらしい。ま、まさかその希少種じゃないよね?まあ、滅多にいないってぐらいだしキュイは違うよね?

まあ、亜種かなんかだろう?きっとそうだ!そう思い込もう!

少し嫌な予感は感じるが無かった事とした。

これからはキュイと一緒に頑張って行こう。


キュイを飼い始めてから数日が経過した。

最近思いついた事がある。転生物の物語ではMP(魔力)を枯渇させる事によってMP(魔力)を増強させる事が出来る。それを試してみようと思う。

魔法はまだ使えないが、キュイを使おうと考えた。

寝る前にキュイに気絶するまでMP(魔力)を吸わせ、気絶する。すると次の日にはMP満タンで起きる。

これは行けるはずだ。

実は昨日より試してみた。自分のステータスを見る方法はまだわからない為に増えたかどうかはわからないが目覚めはさわやかだった。

起きた時の体調も問題無かった。暫くはこれで行こうと思う。

でも、何となくキュイに生かされている気分になるのは何故だろう?

……

まあ、気にしないでおこう。

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[気になる点] 誤字 性格には白い体に紺色の羽のタラントワームだ。 『正確には』白い体に紺色の羽のタラントワームだ。
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