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悪徳領主に俺はなる!  作者: 秋月の兄貴
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目覚めの時(クラリス サイド)

目覚めの時の別視点の物語です。この作品はこの様に所々で別視点の物語を挟み込みます。お楽しみ下さい。

私の名前はクラリス・ウェンステッド。

このウェンステッド領の領主であるジェイド・ウェンステッドの妻であり、

ついこの前、母になりました。

わがウェンステッド領は首都からも近くある程度、町も発展している程よい領土と言えるでしょう。

このウェンステッド領の領主であるジェイドは私の旦那様でもあり、私がいうのも恥ずかしいのですが、顔も良く、性格も優しく、魔法戦士としても優秀で、領主としての運営能力の高い、すばらしい男性です。

そんなジェイドと結婚して数年、ついに私たち夫婦にも待望の子供が産まれたんです!

それもかわいい男の子が!

もう、かわいくってかわいくって食べちゃいたくなるぐらい、かわいいんです!

生まれた時はそれは大変でした。

「旦那サマー! お生まれになりました! 元気な男の子です!」

その声を聞くなり、ジェイドは部屋に飛び込んできた!

「ほ、ほんとか! クラリス! よくやったぞお!!」

私の手を握り、ジェイドはとても喜び、私も大きな仕事をこなした喜びと、私の息子が生まれた喜びでいっぱいでしたわ。

メイドに抱かれたわが子を眺めながら、夫婦そろって喜びをかみしめたんです。「ほら、旦那様もお抱きになって下さい。」

メイドに促され、ジェイドもおそるおそる、まるで割れ物を扱うかの様におっかなびっくり抱いた。

「こ、これがわが子か! こ、壊れないのか? だ、大丈夫なのか?」

「大丈夫ですよ、旦那様。」

メイドは微笑みながら赤ちゃんを抱くジェイドに、赤ちゃんの抱き方をレクチャーしていく。

ジェイドは顔をほころばせながら、大事そうに赤ちゃんを抱いていましたわ。

この日から我が家の状況は一変しました。

メイドの子達も旦那様も、それはもうその子にメロメロでメイド達の間では誰がうちの子の面倒を見るのか争いが起きたとか起きなかったとか。

そんなかわいいうちの子の名前はみんなで相談して決まりました。


クラウン・ウェンステッド


これがかわいいうちの子の名前。


一時期は急に夜泣きしだして大変でした。

私達夫婦やメイド達が必死になってクラウンをあやし、抱っこしたり宥めたりしながら泣き止まそうと、あれこれ手を尽くしました。

あの時は皆が皆、寝不足で大変でした。

それでもかわいいクラウンの寝顔や笑顔に癒されながら必死に子育てをしていました。

育児経験のあるメイド達に聞けば、元気な子なら夜泣きするのが普通との事。

ところがが急に夜泣きも収まり、おとなしくなったのです。

急に夜泣きが収まった為、何か病気かと心配もしたが、育児経験のあるメイド達に聞いた所、そんなものらしいので安心しました。

私のクラウン。願わくばすくすくと元気にいい子に育ちます様に…

私はそう神に祈りながら今日も一日元気に過ごしています!

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