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17開脚目

 リリィ様は犬のしょんべんをいただいたことがある……わけではないのだろうが、それにしても酷い喩えである。そんな酷い喩えをしておいて再度紅茶を口に含む。徹底的にテイスティングをして、さらにボロクソに叩いてやろうという算段であろう。


「あーこれは魔王様からいただいたものでして、私にはとっても美味しく感じられるものなんですけど、リリィ様は苦手でしたか。魔王様イチオシのものであって、魔王様は『美味だなー』って言ってたんだけどなぁーっ。そっかそっか、リリィちゃんにとっては犬のしょんべんなのかあー、残念ですわ。魔王様にもお伝えしておきますね」


 先ほどのリリィからの攻撃へのエリザベスからのカウンターがこれだ。これがエリザベスの攻撃力である。自らの望む方向へと運ぶ神の一手。


「ぶううううううううううううううううぅぅぅーっ! げほっ、げぼっ、げほっ!」


 まさかの攻撃にリリィは口に含んでいた紅茶を吹き出してしまう。リリィは胸元がぱっくりと開いた格好であり、それだけでも十分な色気があるのだが、胸部へと、谷間へと、紅茶が美しく流れていくのだ。これだ、これなのだ。エリザベスが見たかったものは。


 タマンネリアというゲームは女性が飲物を吹いたときは谷間にそれが吸い込まれていくシステムが実装されてる。とても細かい仕事が施されており、全世界の紳士たちを震撼させたものだ。

 

 この世界でもゲームと同じようにしっかりと谷間に吸い込まれていくのを確認できてエリザベスは大満足だ。しかし、エリザベスは元の世界では谷間に液体が吸い込まれていくことなんてフィクションの世界でだけだと思っており、疑義的ではあった。


「あらいけないわ。今お拭きしますね」


 エリザベスはリリィの立派に発達した胸部を、おっぱいを、ぱいおつを、おぱーいを、乳を優しく拭き始める。拭きながらバレないように乳を超高速で揉みしだき始める。


 エリザベスのパイ揉みスキルはもちろん最大だ。この世界の人物では前人未到の領域であったものだがエリザベスはその領域へと踏み込んでいる。


「げほっ、げほっ。ちょっとなんだかアツいわ……」


 リリィからの紅茶の飛沫を浴びるエリザベス。エリザベスの業界ではご褒美に他ならない。


「我々の業界ではご褒美です。お風邪をひかれるといけないのでもっとはやくお拭きしますね」


 我慢できずに言葉にしてしまうエリザベス。リリィからの飛沫を浴びたことでハイになってしまっている。


 だが、ハイになっているのはエリザベスだけではない。リリィもまたハイになってしまっている。いや、エリザベスとは比べものにならないほどの状態だ。極限まで高められたエリザベスのパイ揉みスキルを受けてしまったリリィはただひたすらに絶頂へと向かっているのだ。

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