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お題シリーズ5

金、金、金

作者: リィズ・ブランディシュカ
掲載日:2022/12/12



 うちの学校には、金持ちが一人かよっている。


 金実束数。


 かねみのりたばかず、とかいう名前の男だ。


 普通に金持ちたちの学校に行けばよかったのに、自慢したいからとかいうアホな理由で、俺たち庶民の学校に通ってる。


 そいつは、ことあるごとに金の力を発揮するんだよな。


 修学旅行があれば、豪華食材で弁当つくってきたり、


 文化祭があれば、高級素材で展示品を工作したり、


 体育祭があれば、高品質の運動靴や服を着てきたり。


 まあ、こう見ると嫌な奴なんだけどさ。


 どこか、憎めないやつなんだよな。







 登校中、俺は、やつの姿を見かける。


 わざわざ、探す必要なんてない。


 金ぴかの車にのって、金ぴかの服をきて、金ぴかのカバンを持っているから、遠くでも目立つんだ。


 で、そいつの乗った車は、急に飛び出してきた子供をよけるために、急ハンドル。


 プロのスタントも脱帽もののドライビングテクニックで、運転手は子供を神回避した。


 そのおかげで中にのってる金ぴかのやつは、あちこちぶつけてたんこふ作ってるけど。


「ごっ、ごめんなさい!」


 助かった子供が青ざめている。


 急にひかれかけたと思ったら、その車が超金持ちそうな車だもんな。


 何も知らない頃の俺だったら心臓とまってる。


「ふん、急に飛び出すとは、教育のなってないガキだな」


 すると、車に中にいた金ぴかが、たんこぶを頭にのせながら窓を開いた。


 そして、名刺と札束と応急キット、ついでに子供の好きそうなお菓子を放り投げて、嫌味な金持ちっぽい笑みを浮かべた。


「俺の乗ってる車で怪我でもされては気分が悪いからな。それで病院にでいっておくんだな」


 あっ、あのおかし、今流行してるやつだな。


 悪役になりきれてない悪役を見てる気分だ。


 ともかく、本当にけがしてたらまずいので、子供に話しかけに行く。


 あいつはさっさと車で走り去ってしまった。


 一応救護しとけよ。そういうとこは悪役だぞ。


「大丈夫か。よし、立てるなら問題ないだろう。まあ厄介な奴に絡まれて災難だったな。ああ見えて後で怒ったりしないから平気だぞ」


 俺は子供の服についた砂を払って、立たせる。


 とても信じられないみたいな顔されたけど、あいつがほかったお菓子(レア包装、レアおまけ入り)をみせたら納得してくれた。


 そう見た目はあれだけど、性格はそんなに悪い奴じゃないんだよ。


 見かけはほんとにあれだけど。



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