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わたしの幼なじみが殺したい相手

作者: 柚木ユズナ
掲載日:2021/09/13

私には、幼なじみの男子がいる





ちょっと変わり者でおかしいから、みんなから避けられていつもひとりぼっち。


いつも私としか仲良くしない男の子━━━








ある日からか、その子は、


「○○(私)ちゃんをころしたいな。」


とふざけて言ってくるようになった





最初は漫画や小説に影響されているんだろう。と私はいつも聞き流していた





でも、毎年毎年、発言が次第にエスカレートしていった



「人間って、殺すとどうなんだろ?


○○(私)ちゃんで試してみても良い?」








━━━包丁を持って、本気で追いかけて来たのは、


高校生になったある日のこと。


私は彼に本気で殺されそうになった


放課後の教室で、私は必死で逃げた


高校生となるともう、力で押さえつけられたら男の子には敵わない


「やっと、○○(私)を殺せるんだな、俺。」


押し倒され、包丁を振り下ろす━━


何故、私は殺されるの?





「しになくない!しにたくないよ!」


「じゃあ、」


そう言うと、手を止めた


「どうしたら、素直に殺されてくれる?」





彼が「お金持ちになるのが夢なんだ」と前に話していたのを思い出した





「200億円‥‥‥‥将来、あなたが200億円稼げてる大人になったらわたしことを殺して‥‥いいよ?」











変人な彼は、唯一仲良しである幼なじみの私の言うことを妙に素直に聞き入れる癖がある


何故か、それで納得していた





今日の事を、担任の先生や友人に何度も話そうとしたんだけれど


高校に入ってからの彼は、全教科満点を採るほどの優等生になっていて、生徒会にも所属している


誰も信じてくれない、と思い自分のなかでしまうことにした





━━それからずっと私に手を出そうとも殺したいとも言ってこなくなった


その理由が、


もし、200億円稼げてから私を殺そうと思っているのなら


”200億円”なんて簡単には稼げる金額ではない





安心しきっていた








━━━数十年後、わたしは、彼と再会した


大学生の時に起業した会社が成功をし、


世界へ通用する大企業の社長へとなっていた








「ねえ、俺、今100億円稼げてる


あと、もう半分だよ?





楽しみだなあ。」














本当に 彼に 殺されるかもしれない



















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