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面白いのはこれからだ  作者: 心一
3/3

教員は嫌いだ

教師。


皆さんは 教師に恵まれただろうか。


小学校 から 大学


色々な教師がいたが


僕は 教師が嫌いだった。



そもそも 


僕は


教師に 嫌われるタイプだった。


不良ではないが


いつも無気力で きっと


教師には やる気がないように思われていただろう。



教師に好かれるような 


良い生徒を演じるのも できなかった。


別に とんがってたわけではない。


ただ普通の生徒。



授業は 基本 睡眠


ノートも 大学になり 一切 とらなかった。















僕は 今年 国家試験を受けた。


正直言って


容易な一年ではなかった。



過去問 10年分をすべて頭に叩き込み


もう すでに 何をやっていいのか


僕には 分からなくなっていた。



卒業できるのかも


最後の最後まで 分からず


僕は 必死に なっていたのだ。


授業など3.5年間


真面目に聞いたことなかった僕が


寝ることなくメモをとっていた。






大学最後の授業。


教師は 黙々と


肺の疾患画像 を みせ


終わりに 黒板に記した



足、手、肩 の解剖みとくように


。。。










僕は


前日の夜。


やることが思いつかず。


その教師に言われた通り資料を見直した。



もうお分かりの通り


僕は 彼に救われたのだ。


もし あの時授業に出ていなかったら


僕は 確実に落ちていただろう


肺の診断画像は 判断が難しいが


最後に見直し 残り5分で変えた問題があっていた


他にも 足 肩 などの解剖もやくにたった。



自分に 都合がいいことをしてくれたら


その人に 好感を持つ。


都合がよすぎるかもしれないが。


彼がいなければ


僕は 多額のお金を 失い


1年間 また勉強の日々が待っていたのだ。


そう


彼がいなければ


僕の人生は 確実に変わっていた。



























教師は 僕たちに国家試験に落ちてほしくて


授業をしているわけではない。


教師は 僕たちに


何かを伝えようと 毎日 授業をしているのだ。



当たり前だが


当たり前ではなかった。


小学生でもわかることが


大学生のときには忘れていた。

















卒業パーティー


彼は 酔っ払いながら


僕たちの席に座り 言った



”よく頑張ったな。”



一人一人に握手をし 珍しく笑っていた。







僕は はじめて 彼の名前を知った。



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