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1話過去①

 いきなりだがいじめとは何だろう。

 いじめられている当事者がいじめられていると感じた時点でそれはいじめになるそれはほとんどの人に理解されていることだろう。

 

 ある人が受けてきたいじめは皆が酷いという程のものではないかもしれない、事実その人の受けてきたいじめを鼻で笑いその程度でいじめ?他にもっと酷いいじめを受けている人たちがいるのに、と言い酷いいじめ軽いいじめかを分けてきめられたことがある。

 もう一度問おう、いじめとはなにか??

現代社会では増えてきていて人間が人間である限りなくならないもので酷いものから軽いものとある。そんなものは理解している。

 

 だが、何が軽くてどこまでいくと酷いいじめになるのかそんなものだれが決めることができるのだろうか?

 他者の意見か?

 友達か?

 親か?

 先生か?

 それとも専門家か?

いや違う違う全部違う 

決めていいのは、自分ただ一人だけだ

 なぜなら人には個人差があって耐えられるものが決まっているから、だから決して他人が客観的に決められるものではない

本人の気持ちになって考えろというのも違うどんなに頑張ろうが心理学を学ぼうが同じ体験をしようが決して本人でない限りわからないのだから 

本人が酷いいじめだと思った時点でそれは酷いいじめになり耐えられると思ったら軽いいじめになると俺は思うのだ。

 そして、中学3年の時に俺が受けてきたいじめは俺の中で決して耐えられるものではなかった。



 毎日のように無くなり見つけると汚れている上履き、机の上に書いてある罵詈雑言、クラスの中で聞こえる俺の悪口時には面と向かって言われることもあった当然喋る友達もおらず誰と仲良くするでもなくいじめは続いたまま俺は卒業した。

 そもそも俺はこれまでいじめられたことはなっかたのだ。だが小学校卒業と同時に引っ越しをしてみんなと中学校が離れてしまい友達ができずボッチになってしまった。

そして元々このクラスでいじめられていた子をかばいそのいじめられていた子が転校して標的が俺になった、ただそれだけだった。

理不尽だと何度も思った。なんでいじめられなきゃいけないんだ!そう何度も思った。

だがそんなこと思っても止むことのないいじめ、むしろ日を増すごとに酷くなっていき暴力まで発展した。

「てめぇのその顔がむかつくんだよ!」そう言われ殴られたこともあった。「お前なんて存在する価値がない」と言われることもあった。

だが、何もできない俺は家に帰り自分の部屋で泣くことなど日常的なことだったが親に相談したり先生に相談したりすることはなかった。

理由は単純、単に親を悲しませたり悩ませたりしたくなかったからだ。打ち明けようと何度も何度も何度も思ったが出来なかった。

 俺は両親が大好きでこれまで何不自由なく裕福な暮らしをさせてくれた両親に感謝し尊敬していた。だからこそ言えなかった。

 この中学3年の時から俺は何もかもの自信がなくなり自分を卑下し前髪を目元まで伸ばすようになった

 「水翔みなとは顔もすごくいいのにどうして隠すの?」いじめを受けていたことを知らない母親は聞いてきた。

 「この髪型が好きだからいいんだよ」苦笑いしながら返すとそれ以上は何も言ってこなかった。

お母さん俺はもう自分の顔を全面的に出すほどの自信もないんだと心の中で言った。

 

 そして、今日は高校の入学式だ。

 俺は勉強を必死にやり前住んでいた地域の上位の高校に合格しこの春から一人暮らしをしながらその高校に通うことになった。

俺が一人暮らしをするというと両親は少し迷っていたがすぐに許してくれた本当に尊敬できる両親だ。

こうして俺は中学校の人たちと離れ高校生活を始めた

 

これは、いじめを受け心を閉ざした俺と

こんな世界で出会ったとても輝いた彼女との恋の話だ


ご一読いただきありがとうございます。

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