8話 人は見かけによらねーな!
「さーて今日も楽しく学校生活と行きましょうかねー!なー妹よ!」
「うるさい、兄ちゃん。」
何故か朝からテンションが高い俺だが、なんでか教えてやろうか?
それはだな……
ついについに昨日女の子の友達が出来たんだぞ!!
「いやぁ、今日も会えちゃうなぁあのかわいこちゃんに!」
「兄ちゃんって、そんなに女たらしだったっけ。」
確かに、この世界に来てからこんなに女の子で喜ばなかったはず。
まあ、いいや!楽しければ!
「変なお兄ちゃん、大声出したと思えば静かになって、まあいいや、私もう行くね、行ってきまーす。」
「おう、我が妹よ。」
そう言って妹は学校へ行ってしまった。
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登校五分前、俺はすっごい魔法の使い方!を思いついてしまったぜ。
それは、これだ!
「ウインド!!」
心地いい位の風魔法を使いながら、濡らした髪をわさわさと揺らし、寝癖を治す。
そう!なんて、いい!使い方!
…まあドライヤー出す手間が省けるだけの小さな楽みたいなもんだけどな。
髪を整えて俺はブレザーをバサッと着て、いざ学校へ!!
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クラスについてから俺は、何不自由無く溶け込めていた。
もちろん、女の子とも絶妙に友好だっ。
そして今日は学校生活四日目、体力テストの日だ!!
待ちに待った!この日!
この日で、すんごい身体能力を披露し、俺は女の子にチヤホヤ……ぐへへ。
まずペアを作りからだ。
うええ、皆元々知り合い同士でくっついたりしやがってこんちくしょう、俺だけペアまだ作れてねーし。
幼なじみの龍希はと言うと…なんだあいつ!速攻ペア作りやがって!!
そんなこんなで探していると…おっと、いい所に同じような男の子発見!
「君!俺とやろうよ!」
しっかし……ここで地雷を踏んでしまった。
「う、うん、僕で良ければ…」
この子はあれだ、恥ずかしがり屋か、可愛いな、とか思い、軽はずみで
「かわいーなお前ー」
って髪をワサワサした。
ていうか普通にパッと見女の子だ。
だが相手は男、発情はしない!が、
「うん、やめてよ恥ずかしいな/////」
……!?!?
何だこの反応…
やめろ、俺はホモじゃない!!
「飛我、くん?頑張ろうね!」
…俺は一瞬ときめいてしま……
ホモじゃなーーーーーい!!!!