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現代に魔術なんて必要ないみたいです。  作者: 黒金たから
第1部
8/57

7話 使うなって言われたら余計に使いたくなるだろ!

入学式が終わって、家に帰る道中、ふと忘れかけていた試したい事があった。


ーーーーーーーーーーーー


「無闇に能力を使うんじゃないぞ!」


ーーーーーーーーーーーー


脳裏にあのおっさんの言葉を思い出す。

だが、その言葉は、使ってくれと言ってるようなもんだ!


「というわけで…魔道士ヒューガが命ず、水の力をここに示せ!ウォーター!」


ビシャー


詠唱をし終わった後、頼りない水が手から放たれる。

言うなれば……蛇口ほどの。


「うえ、弱っ、しばらく使ってないと鈍るのかー?」


魔力に違和感を感じながらも、次はいつもより強めに、ほかの魔法を詠唱した。


「魔道士ヒューガが命ず、雷の力をここに示せ!サンダー!」


指先から放たれた雷撃が砂場に立てた木の枝に直撃する。


「おお、それなりに使えたわ!安心安心。」


魔力の使い心地は多分前の世界と変わらないけど、何時使うのやら…

魔物もいなけりゃ魔法を放つ相手もいない。

でもまあ…


「ファイア!」


串に刺した生の鳥肉を魔法で焼いてみる。


「うん、美味いな!こんな使い方もありかもしんねー!」


魔力の無駄遣いかもしれないけどな?

でもまあ使い勝手は凄くよかった。


もしかしたら、この魔術でこれからだいぶ楽出来るんじゃ?


もっと楽しい事に使えるんじゃないか?


そう思って俺は、




今晩のご飯は何だろうと考えた。

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