第一章の登場人物紹介
お読みいただきありがとうございます。
第一章に区切りがついたところで、登場人物の紹介をしてみたいと思います。
本作に登場するエルフは人間よりも長寿命で、同じ年齢なら人間よりも若く見えるという特徴があります。魔術のルーツがエルフにあることから、彼らは魔術を得意としていますが、適性がなく魔術が苦手なエルフも存在しています。
夏井カナタ(30)
もともとは営業職の会社員。異世界に来るさいに会社を退職。
魔術の適性があり、エルネスの指導で成長中。
倦怠感に苛まれていたが、異世界にきて生きる喜びを感じるようになる。
魔術の使用で体内にマナが流れた結果、外見が少し若返っているものの、本人は気づいていない。
エレノア(??)
魔術学校の講師。エルネスの妹で街育ちのエルフ。
分かりやすい金髪美人。穏やかでおっとりした性格。
男子生徒から人気があるが、本人はあまり関心がない。
エルネス(50)
上級魔術師。エレノアの兄で街育ちのエルフ。
優しくて落ち着いた雰囲気が魅力的。
魔術組合での仕事が本業で、魔術の弟子もとっている。
カナタよりも小柄な体格ながら力持ち。
アリシア(17)
ウィリデの大臣の娘。魔術学校でカナタと知り合う。
外見は整っているが、やや自己中心的な性格。
社会勉強のために魔術学校へ通っている。
リサ(30)
大森林の集落メルディス出身。森育ちのエルフ。
年齢に比べて年若い外見をしていて、二十歳前後に見える。
エルフの長の代理人ヨセフから、カナタたちが大森林を通過する際の護衛を任される。活発な性格で高い身体能力を誇るが、魔術を使うことができない。
クラウス(25)
ウィリデで診療所を営んでいる魔術医で上級魔術師。
中性的な美貌でウィリデの男女をときめかせている。
アリシアとは旧知の仲で兄のような存在。
マナの流れを整えたり、観察することを得意としている。
村川ユキオ(29)
異世界への扉を開発した研究者。留学経験を持つ秀才。
仕事がきっかけでカナタと知り合い、意気投合するようになった。
未知への探究心が開発のきっかけだった。