着々と強くなってる・・・よね?
ここらで設定の矛盾があるやもしれません
生暖かい目で、どうぞ
いってぇーーーーーーーーーー
筋肉痛がこんなに痛いなんて聞いたことねーぞ!?
昨日あんな無茶苦茶な能力を付与した木の棒を使ったせいか?
うぅぅ、今日はもう動くのやめよう
ってか動きたくても動けないし、はぁ、調子乗りすぎたか、
ーーーーーーーーーー四日後ーーーーーーーーーー
やっと筋肉痛が治ったと思ったらステータスがすごいことになってた
『ステータス』
名前:鈴木将渡
年齢:17歳
種族:人族
称号:勇者
職業:付与士
レベル:1
HP:6241(+5841up)
MP:40(スキルによる+4999999999500)
筋力:17563(+17523up)
敏捷:260(+210up)
知能:50(スキルによる+4999999999500)
防御:320(+270up)
器用:150
運:9999999999
適正属性:無し
スキル:付与:レベル9999999999 (非生命体に能力を付与する ステータスに補正:大)
鑑定:レベル9999999999(対象の情報を得られる ステータスに補正:大)
速読(書物を早く読める)
翻訳(この世界の基本的な言語を理解する)
New 自己修復速度上昇Lv5
装備:木の棒
どうやらスキルがゴミでも成長率は普通の勇者と同等みたいだ、皇は例外かもしれないが、
それにレベルは変わってないからレベル関係なくステータスは筋トレで上がるみたいだ
それにしても筋力すごいな!一気に5桁とかヤバくないか?
おぉ HPも4桁だよ・・・あれ?俺、支援職だったよな?
そして新スキル!いきなりLv5!
まぁ、身体壊して無理やり新しく作り変えてたようなもんだから妥当かな?
今考えると完全にサイコパ(ry
ーーーーーーーーー2週間後ーーーーーーーーー
おしっ!やっと使えるようになってきた!
実はこの木の棒、500キロ近くあって、普通なら全身の筋肉総動員しても持ち上がらないんだが、
装備(?)による強制肉体改造によって226058の筋力を持つ今の俺なら、少し重い程度の棒にしか感じない
そしてHPは75369程度に、自己修復速度上昇のレベルはMaxの10になった
常時発動しているスキルのMaxレベルは10とか決まっているのだろうか?
そこは鑑定さんでもわからなかった、謎だ
おっと忘れてた
木の棒のステータスはこんな感じだ
名前:木の棒
種類:打撃武器?
説明:最早木の棒とは言い難い木の棒 生命樹エルードの枝が折れた物 砕けばいい肥料になるが、最早砕くことが人間には不可能である
武器ステータス
名前:木の棒
基礎能力:重量562g 自動修復[小] MP自動回復[小]
HP:±0
MP
筋力:+4000
敏捷:±0
知能:±0
防御:±0
器用:±0
運:±0
付与済み能力:破壊無効・劣化無効
装備者基礎筋力値増加[+4000]
硬化[100000倍]
重量増加[1000倍]
装備者設定[済 鈴木将人]
装備判定範囲拡大[半径25m]
ちなみに装備判定範囲拡大と装備者設定はセットでないとつけられなかった
名前:装備判定範囲拡大
種類:スキル
説明:装備している、という状態を、装備していない場合でも、幾らかの距離以内なら、装備している、という状態と認識する
名前:装備者設定
種類:スキル
説明:設定されている者以外は装備判定されなくなる
効果は名前の通りだけどね
ちなみに、付与スキルを使うとき、大体900~800000位のMPを使っていたことが判明して鑑定使ったら使用MPは、文字数×200+能力の強さ、で変わるとかなんとか書いてあった
装備判定範囲拡大とかを付与するとき、800000も減ってて驚いたわ
魔力を使った時の脱力感もなかなか慣れそうにないし
何より不思議なのは、いくら鑑定で調べても5文字以上付与できるとは書いていないにもかかわらず、実際には付与できている点だ。
そういえば皇達の方は城の騎士と魔術師に稽古をつけてもらって、遂に、最奥に魔王がいるらしい、国を丸々一個飲み込んだ超巨大ダンジョンに入ったんだとか(ダンジョン:この世界の色々なところに入り口があり、場所はばらばらではあるものの、ダンジョンボスを倒すと、魔王のいる超巨大ダンジョンで、入り口の転移装置を使って倒したダンジョンボスの強さに応じた階層に一気に飛べる魔法陣がもらえる)
いくら勇者でも精神的な面は普通の高2だから生物を殺すことに抵抗がある奴も多いだろうし大変そうだとは思わないこともないが、皇に至っては騎士団長と斬り合える強さにまで成長したらしいし、心配してやる義理もないだろう
ただ、皇のステータスは確認して置きたかった
自分がどれくらい強いのかわからないんじゃどうしようもない
いくら俺の生活を保障すると言われても、こっちは少なからず魔王の脅威となりうる存在が集まっているわけで、何かの襲撃がないとも限らないだろう
とりあえずの俺の当面の目標は、今抱いている一抹の不安を払拭して、楽しくこの異世界ライフを満喫すること、魔法、は使えないから、魔法っぽいものを使えるようになること、の二つになりそうだ
そのためにはまずこの窮屈な城から抜け出したいけど、正直この数日間城の人間を観察した限りでは、この城に悪い人はいない気がして、俺が抜け出して皇との約束を破らせたいとは思えないのだ
それに俺はこの世界の常識が全くないわけで、同行者もなくこの城を抜け出すことはあまり得策とは言えないだろう
どうするべきか・・・
そこで一旦思考を停止すると、暗くなった空を見上げ、城に戻ろうと足を踏み出した
その時だった、どこからか甲高い悲鳴が聞こえたのは、
その悲鳴が引き金になったように城内が騒がしくなっていく
城の騎士の避難を促す声が聞こえる
建物が崩壊する
悲鳴が伝染していく
パニックになった人々が転がり出るように城から出てくる
俺も状況を理解すべく城から出てきた人に話を聞こうとしたその瞬間、
見てしまった、いや、見えてしまった。
闇に溶ける巨大な漆黒の体躯、一撃で城を崩壊させる異形の豪腕
今、俺はこの世界に来て初めて、『魔物』を見た。