1.ここはどこ?
初めての人は初めまして。そうでない人はお久しぶりです。
この作品は、『異世界に飛ばされた! 神様助けて! ~スキルもチートもない異世界転移~』の再投稿になります。色々変わっているので読んでみてください。
俺は、黒山啓太。フツーの高校生である。周りからは『オタク』なんて言われたりするが、いたってフツーである。だって、誰しもアニメの中に好きなキャラクターとかいるだろ? そして、その好きなキャラクターを追いかけるのだってフツーだろ? 違うと言う人もいるが、じゃあ、好きなアイドルグループの追っかけをやっているヤツはオタクなのか? な? それとおんなじだ。人の趣味に変なレッテルを貼って区別をするな。まあ、最近は俺と似たような奴が増えてきているせいか居心地が悪いと思ったことはないが。
それはそうと、今日は8月10日、新刊の発売日である。学校の帰り道にあるAnimateに友人と一緒に新刊を買いに行って特典付きの小説と漫画を買い、重くなったカバンと軽くなった財布を手に家に帰っていた。中には、買って読みながら帰る人もいるが、俺は、家でゆっくりじっくり読む派だ。だから、急ぎ足で帰っていた。多分、これがいけなかったのだろう。俺は、何かにつまずいて盛大にこけてしまった。あいにく、両手は買った本が入った袋でふさがっていて手をつけず、顔から地面に向かっていった。最悪である。一瞬で気分が地に落ちた。
・・・・・・痛みが来ない?
こけると必ずと言っていいほど帰ってくる痛みが全く来なかった。
・・・・・・土と草のにおいがする。
俺が歩いていた道は、アスファルト舗装された道路だぞ。
・・・・・・風が気持ちいい。
今はもう8月だぞ。
おかしい。何かがおかしい。急いで顔をあげてみた。
見渡す限りの草原が広がっていた。
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次話の投稿は明日0時の予定です。