1 MONSTER
0が短いので今回は長めに…
もう太一君は変わり果てていますが気にしないでください…
「…ち…いち…太一ってばぁ!」
「うぐはぁっ!」
おはようございます…今日もいい蹴りですね…
そんなことを思いつつ俺は目を覚ました。
ここは自分の部屋で目の前にいるのは相変わらず友人だ。
人の家だというのにどうやって朝から入っているのだろう…?
「おはよっ太一!」
目の前で肩まである黒い髪を揺らしてニコニコしている友人、金宮 亜由美は今日も絶好調の蹴りだ。
うん。友人が元気なのはいいことだ…
自分がかわいそうになってつまらないことを必死になって考えていると、亜由美が蹴りの構えをしていた。ちなみに亜由美は格闘家の父の影響でこういった奴になった…らしい。
今の構えは16個目のわざだと思う。幼馴染みということもあって、まぁ不法侵入は良くないけど慣れたものだ。軽く吹っ飛んでから学校に行く用意をした。
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「「はぁ~~~~~~~~~~」」
部活がおわり俺と亜由美はぐったりしていた。
おなかがすいて限界なのだ。亜由美は雲がおにぎりに見えて飛び跳ねていた。きれいな夕日に飛び跳ねる人…そう思うと悲しくなってきた。うん、やめよう。あの人は知らない人だ。そう言い聞かせ俺が飛び跳ねる人から離れたとき
バリッ
目の前に大きな亀裂が入った。
ああああきれいな夕日と残念な人(あくまで他人)があああああ!半分にいいいぃぃぃぃぃ!
おなかが空き過ぎているんだと無理矢理思い込んでみるがどうも違うようなのでただ顎が外れないのを祈るしかなかった。
しばらくすると亀裂がなくなっていった。
何だったのだろう今のはと思い亜由美に聞くが亜由美からの返事はない。
「おいっ!」
一発今までの分の恨みを込めて殴ろうと亜由美を見ると亜由美が空中で止まっている。きれいな夕日に…ってもうやめたほうがいいよな…?いつの間にか他人じゃなくなってるし…
パニクってるとはいえ残念な思考回路に俺は今度こそ顎が外れると思い、心の準備をしていた。が、もう一つのことに気づき顎のことを気にすることも忘れるくらい驚いた。体が一番だというのに…忙しいな…
なんと、いつの間にか足元に知らない楽譜があったのだ。しかも亜由美はまだ残念なことに飛んでいる。というか止まっている。
亜由美のことを少し心配しつつ、その知らない楽譜をとると止まっていた空間が動き出す感じがしたのだった。
「MONSTER…?」
そう、この楽譜との出会いのせいで俺のこの世界での人生は終わりを迎えることになるのだった。
文になってなかったらすいません。
あと急展開ですいません。
皆さん、家の鍵は閉めて、不法侵入をされたら110番ですよ!ww