グロ思考な僕等
今回、某有名小説家さんの小説を匂わせる文章があります。
ご注意ください。
そんなこんなで皆と巫山戯ながら10分ほど待つとバスが来た。
俺の行っている学校はいわゆる進学校とかいう大層なもので、スクールバスが何台か朝と放課後に出ている。しかし台数が少ないので必然的に一台に乗る人数がとんでもないことになるわけだ。
要するに、椅子取りゲームの始まり。
でもまぁ2年も通っていれば大分コツは掴むもので俺と炉衣やみこっち、その他大勢はある程度席を確保できた。よほど待つ場所を間違えなければ座れる。バスに揺られて雑談しながら...俺は少々アザを増やしながら約30分で学校に着いた。
バスを降り、校舎へ向かう。校舎へ延びる道は両脇を草木に囲まれていて、四季折々の景色を楽しむことができるのが特徴だ。
俺は何気にこの道が好きで、校舎内から時々ボーっと眺めている。
まぁ元々ボーっとするのが好きだから眺めている...という理由があったりなかったり。
校舎に入り上履きに履き替えて階段を二階分上がる。廊下をひたすら歩いて2-2と札がかかった教室に入った。
因みに去年は1-1だったから来年は3-3かなと淡い期待を寄せている。
自分に席に鞄とュックを置いて、さて、何をしようかなと考えた。
この学校には俺が読書タイムと呼んでいるSHRが始まるまでの15分ほどの本を読む時間があるのだが、それまでまだ時間が30分ほどある。
まぁ読んでて損はないので本でも読むかと結論付けた時、
「おはよう佐国~」
とソプラノ調の可愛い声が聞こえてきた。俺はすぐさま笑顔になって声の主に顔を向け、返事をした。
「おはよ。門馬。今日も可愛いね★」
悪戯っぽくナンパ紛いの科白を言うと彼女...門馬 希乃はまたかというような苦笑をしながらうっさいと言った。
門馬はボブの入ったようなセミロングの髪でこげ茶の目、俺より少々身長の低い女の子だ。フェミニストが信条の俺は女の子はみんな可愛いと豪語しているが、門馬と炉衣は本心からそう思う。まぁ炉衣に可愛いは禁句なのであまり言わない。本人曰く何か嫌だかららしい。...話が逸れた。
門馬は運動が得意で、長距離専門だ。
俺はごめんごめんと軽く謝った。
「あぁ、ねぇ佐国のおすすめしてくれた本読んだけど、面白かったよ!」
門馬が思い出したように言った。
俺は本が好きだ。
読書が趣味といっても過言ではない。元々この学校も大きい図書室と部活に惹かれて受験した。
だから俺は誰とも話そうと思えない時や放課後の部活前には図書室へ行くことが多い。
「へぇ、何読んだ?」
俺は門馬に尋ねた。俺が薦めた本は何冊かあったからだ。
「えっと...題名忘れたけど、ほら!喋るバイクと旅人の本!」
あぁ、あれか。その本は俺が好きな作家さんが書いている本で、図書室にあるその人の作品は別シリーズも含めて全て読破した。本当に憧れてます。
「よかった。あれ少しグロくないか心配だったけど、平気だった?」
俺は一言で言えば変人だ。普通の女の子の要素なんてどこにもない。小さい頃から一人称には「僕」を使い、中学に入ってからは「俺」に変えた。
好きなものはガンゲーやマジック、チェス等々...色恋沙汰やアイドルには興味ない。___そういうのが好きな方、誠に申し訳ありません。気分を害されたのなら全身全霊謝ります。
と、いうわけでそんな俺の読む本は同い年の大抵の女の子はさわりすらしないようなグロテスクなものなんかも多々ある。だから少々心配していたのだ。
しかし...
「え?あぁ、あれくらい平気だったよ?逆にああいうのの方が好きかも。」
無用な心配だったようだ。さて、これは時代が変わっているのかこの学校が変人揃いなのか...俺は後者に1票。
まぁ、マトモな方もいますけどね?
「え、う、うん。ならよかった。あれのスピンオフみたいな小説持ってるけど、今度貸そうか?」
「本当!?お願いっ!」
「わかった。明日にでも持ってくるよ。」
「やった!ありがとう佐国!!」
バイバイと手を振って門馬が席に戻ったのは読書時間が始まる5分前。
結局俺は読書タイムまでをお得意のボーっとで潰した。
チャイムが響く。
俺はリュックから読みかけの小説を取り出した。
数週間ぶりに投稿できました。
遅れてしまい、大変申し訳ありませんでした。
ここ最近体調が優れず、いつもよりも遅い更新となってしまいました。
その代わりと言ってはなんですが、これから先春休みに入るため少しだけ投稿する頻度が増えると思います。
こんな駄文を読んでくださり、ありがとうございます。
最後に、分の質向上のため、感想、ご指摘等ございましたら、感想までお願いします。




