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第2話 JFKの暗殺って?

ステファンがクリックすると、記事はすぐに目の前に飛び出てきた。


―ケネディ暗殺から40周年

アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディ(JFK)がダラスに凶弾に倒れて早40周年。

その間、様々な説が飛び交い、今だその死は謎に包まれている。


1963年11月22日テキサス州ダラスのビジネス街に3発の銃声が鳴り響いた。

オープンカーで遊説中だったケネディ大統領に向けられたその銃弾はJFKの

頭とのどに命中し、大統領はあえなく倒れた。

そして同乗していたテキサス知事ジョン・コナリーもまた、

知られざるスナイパーに後ろから銃撃され、重傷を負った。

幸いなことに、大統領夫人と知事夫人に怪我はなく、また後方の車で

パレードに同行していた副大統領リンドン・ジョンソンも無傷だった。

証言によると大統領一行は、ダラス空港からシティセンターに

入ったところで道路を見渡せる位置にある教科書ビルの窓から

発砲を受けたと言われている。

「Oh、No」

と叫んでジャクリーヌ夫人は銃弾で倒れたJFKを抱きかかえた瞬間、

コナリー知事もまた撃たれた。

車の列の後ろの方にいたダラスタイムズの写真記者ボブ・ジャクソンは

一行がディーリープラザに入ったところで銃弾を聞いた。

「俺が見上げると、窓からライフルが引っ込むのが見えたんだよ。

窓の手すりんところに(ライフルは)置いてあったんだと思うよ。

だけど、男は見てないんだよな。」と彼は言った。

銃撃後、ケネディのリムジンはパークランド病院に猛スピードで向かった。

病院に収容された際大統領にはまだ息があったが、グリニッチ標準時間午後7時、

銃撃されてからわずか35分後に大統領は死去した。


警察とシークレットサービスはライフルが目撃された教科書ビルの

一斉捜査を執り行った。

その際、教科書ビルで働いていたリー・ハーベイ・オズワルドのみが

ビル内からいなくなっている事に気付いた警察は彼の後を追った。

銃撃1時間後、オズワルドらしき人物に声をかけた警察官が発砲され死亡、

その後オズワルドは近くの映画館にて取り押さえられ、

大統領暗殺の容疑で逮捕された。

ところが、オズワルドが逮捕されてまもなく

ナイトクラブのオーナー、ジャック・ルビーが突然連行中のオズワルドを襲い、

オズワルドもまた銃撃され、即死した。


この事件の調査を担当したウォーレン委員会はその報告書の中で、

オズワルドの単独犯行説を結論としたが、その複雑な経緯から

多くの陰謀説がまことしやかに囁かれるようになり、

現代史の中でも最も論争を呼ぶ事件となった。


記事を読み終えたステファンはジョンを振り返った。

「これならちょっとした話題をその辺のサイトから引っこ抜いてきてもおかしくないだろ?」

「Great! ステファン。

あのガチガチ頭ドーソンの度肝を抜くようなエッセイ書いてやろうぜ。」

ステファンとジョンは再び互いににんまりと笑った。


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