5 マリエール王女の活躍
マリエール達はルーズイン先生に教えて貰った食料品の卸の店に出かけた。アンドロイドを一人置き、様々なものの複製を行った。
5 マリエール王女の活躍
翌日、再び4人で街に出かけた。ルーズイン先生のもう一人の弟の勤める食品卸の問屋に向かった。ルーズイン先生の紹介状を渡して、案内を頼んだ。出迎えた商人はマリエールの姿に驚いたようだ。マリエールは用件を告げた。マリエールはこの問屋で幾つか商品を扱って欲しい事、何店か店を紹介して欲しい事、何点か商品を出すので評価して欲しい事-----------。様々な要望を出して、商品を食べて貰った。男性のアンドロイドを置いていった。彼は商品を出したり、海産物を卸したり、商売を学んだり、居酒屋や食堂や商店を知る。マリエール達も街を周り様々な知識を得た。大工や建築業者に建築の事を学んだり、いろいろな商品を複製しまくった。厨房器具、テーブル椅子、家具や衣類、照明、薪や蝋、筆記道具、木材、石材---------------。
海では半島の間の閉鎖の土魔法が終わり、海の魔獣退治が始まった。国王との夕食の時開発地区から100m以内の所有と貧民の移動許可を得た。
エミリアに頼んで、アンドロイドを1日50人作るようにして貰った。海岸地区に次々と、居住地、食堂、居酒屋、商店--------------。が並ぶ。貧民街から人々がやって来る。付与魔法が掛けられる。皆何をするかが判る。アイテムボックスは洗濯機能があるし、身だしなみを整える魔法は幾つもある。貧民達は到着早々魔法付与をされ、
仕事を始める。1歳の子にはそれなりの80歳の老人にもそれなりの仕事がある。漁猟なり養殖なり、建築作業なり商売なりそれなりにできる。付与魔法のお陰だ。身なりも整い、清潔感もある。魔法の力は偉大だ。
一気に街は出来上がった。独身にしても家族にしても一気に生活が変わった。独身の青年であるラルクは、生まれながらのスラム街育ちで外の生活ある事すら知らなかった。ラルクや周りの連中が連れられここに来た時は魔獣の餌にされるのかと思った。いきなり船に乗せられ沖合いに出た時には、漁に出る事、どうすればいいか判っていた。日によりやる事は変わるが、朝の8時半から夕方の5時半まで仕事があってその後居酒屋に行く。自分達が取った海産物を食べる。こんな贅沢生まれて始めて知った。美味しい海産物と美味しい酒が喉潤し舌で味わう。なんて素晴らしい生活なんだ。
マリエールは、王都に幾つかマリエール商会とその代理店を作った。今は居酒屋や食堂や食料品店は海産物がなくてはやっていけない。マリエール商会と関係を持たないと海産物が入手出来ない。手軽に繋がるマリエール商会や代理店を見つける必要がある。ラムの店は、祖母から続く、定食の店だ。ラムは祖母や母を手伝って今がある。10時半から2時半、4時半から8時半、オーク肉料理を中心とした肉と野菜が主な定食屋だ。ラムの店が流行らなくなったのは、スラム街が突然消えた頃からだ。いろいろな店で海産物が出回りだして、しかもお値打ちらしい。ラムは店が潰れると思った。
スラム街から貧民達を海岸に連れて来た。付与魔法を掛けて、働かせた。王都でも海産物が広がった。乗れない人はいる。