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       4 マリエール商会

 ギルド長は怒った。王女が来る所ではないと。マリエールは理由を告げた。納得を得て、商業者ギルドに登録された。

         4  マリエール商会


 マリエール達はギルド長室に案内された。マリエールとエメリアは着席したがアンドロイド達は立っている。ギルド長より発言がある。

「この紹介状通り、ルーズイン先生の弟君は当ギルドの職員です。王女様の要望で紹介状を書いたまでは判ります。王女様の関係者が行くので宜しくとあります。王女様自らが来られる理由が判りません。」

ギルド長は怒っているようだ。マリエールは、

「今回とても大事な話をしに参りました。ギルド長が私を知っているかは存じません。でも私が着ている服が市井のものが着るものではないと感じて頂けると思いました。連れの者は貴族でも役人でもありません。侮られ、彼らの持っている物が盗品ではないかと疑われるのを懸念しました。次回以降私が直接ここに来る事はありません。ですから、今回は信用を得るための特別な措置だとご了承ください。」

 マリエールは女神エメリアから、王都南の海洋開発、王都東の砂漠の灌漑、農産物の作付を貧民を使って行なう事、今回作業中に発見した宝石や貴金属の売却と、海産物や農産物、宝石や貴金属、ジュエリーを扱う商会を立ち上げたいと思ってやって来たと話た。そして宝石や貴金属を出した。ギルド長は、

「王女様を拝見するのは、国王陛下の誕生日の一般参賀のお立ち台の姿ですが、人と成りは聞いた通りですね。エメリア神や海洋開発や砂漠の灌漑は、信じられませんが、この宝石や貴金属を人々のために使う事は判りました。あなたがマリエール王女であり特別に今回来られた事も今後は他の3人が来られる事も了解しました。宝石、貴金属は査定に時間を頂きます。先商会の立ち上げの話をしましょう。」

難しい話も多いが、ギルド長が協力的だし、エメリアもアンドロイド達も有能なので着々と捗る。

「今日の所は仮許可証の発行までですね。この仮許可証を2週間後にお持ち頂ければ本許可証が出せます。査定も終わったようですので別室に移りましょう。」

 別室は鑑定室だった。鑑定技師が宝石や貴金属を机の上に置いて説明を始めた。

「貴金属は全て純度100%、しかもジュエリー用として最高級のものが多いです。同じ金でも、違いますでしょう。こちらは準金こちらはジュエリー用、同じ準金なのですが、ジュエリー用は少し金の色が淡い。ジュエリー素材としては最高で王城にしか納めてない筈です。」

鑑定技師はそこで一旦話を切った。

「それでも貴金属は、こちらで買い取りは可能です。貴金属が貴重と言ってもそこまでの金額ではありませんからね。問題は宝石です。正直ここまでの宝石はみた事がありません。全部買い取りほどのお金がありません。3つに分けました。今回買い取る宝石。将来買い取る宝石。国王陛下に進呈すべき宝石。入れ物もそれぞれ分けました。」

マリエールは、貴金属と買い取って貰える宝石を買い取って貰い。かとは収納した。

 商業者ギルドを出ると、マリエールとエミリアは王城に2人は開発地に戻った。

 貴金属も宝石も大変なものらしい。貴金属は買い取って貰えたが、宝石は今回買い取るもの、将来買い取るもの、国王陛下に進呈するものに分けられた。

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