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意味が分かるとゾクッとする話:この恐ろしい地域に山賊を!

作者: 謝流々辺郎

「どうやら山賊はいなくなったようだね」


その地域では山賊が出没し、物資を奪われる事件が横行していた。


そこで武器を常備した警察が協力し、荷物を運ぶ際は常に同行することにした。


その次の日から山賊による略奪行為は減り始め、とうとう半年間、被害は無くなった。


「おそらく、山賊共も心を入れ替え、真面目に働くようになったんじゃないですか?」


「きっとそうだ。よし、明日から徐々に荷物の運搬は警護を減らしていく事にしよう」


















〈解説〉

被害がゼロになったからといって、本当に山賊はいなくなったのでしょうか?


武器を持った警察がいるのに、命を失う危険を承知で略奪行為をするでしょうか?


ずる賢い山賊が取る行為はズバリ、そこでの略奪をやめる事です。


他の場所に移動するか、真面目に働くフリをするか。


そして安全になったように見せかけて、警護が早くなくなるようにしているのです。


警護が無くなれば、また山賊は現れる事でしょう。


めでたくなし、めでたくなし。

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