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プロローグ
青い空。青い海。空と海共通しているなと随分長い間思っていた。最近になって全く別物なことにやっと気付いた。本質が違う、自分と他人も同じようなものだと思う。
今年大学生になる岸本誠は、母子家庭ながらも京都にある国立大学に合格した。満足いく家庭環境に育ったわけでもないが、特に悲観するほどの家庭環境でもなかった。毎日3食しっかり食べれたし、物質的にも満たされていた(プレステ2など欲しいものはあったがなければ死ぬというわけでもないし困ることもさしてない)。“母子家庭だからといって、卑屈になることはない”誠と母の合言葉だった。




