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【5】唯の夢

「今日はごちそうだぞライム!」


 新しい勇者、テルを祝ったあの日以降我らの生活はいつもとそんな変わらないらしく、草と米であった。

 テルはいつも村長等のお偉いさんに呼ばれ、いつもおいしそうなご飯を食べている中、我と兄は、村人らしい仕事をした後、イノシイ型の魔物を狩っていた。


「ついに出たか!」


 兄が我を呼ぶ声に反射的に反応し、近寄りあう。

 彼の手にはイノシシの肉。

 イノシシの肉はレアドロップで、ドロップ率は約3%という、かなりのレアものだ。

 ただ、イノシシはそれなりに数がいるため、世界中には出回っているも、レアなため、少々高く価格設定がされている。


「俺が今までにないくらいうんまい料理を食わしてやるからな!」


 そう笑顔で兄はいう。


「あぁ、二か月ぶりのごちそうだな!」


 そう笑顔で我も返す。

 こちらに来てから、約二か月がたち、いつの間にか我は人の姿を作ることができるようになっており、傍から見れば、我らが実の兄弟ではないか、というくらいの年齢差だった。

 もちろん見た目だけだが。


「いやぁ、肉ってホントに落とすもんなんだな数年倒してきたけど見たことなかったよ!」


「なかなかなレアドロップだからな。狙って出そうとすれば、同じ種類を長い時間狩り続けるしかないからな。物欲センサーというものもあるし。ところで兄者よ」


「あ、兄者。な、なんだい弟者よ」


「ここ2か月でどれくらいレベルが上がったのだ?」


「え?あぁ、レベル?とっくのとうにマックスだよ」


 マックス。一般的には、99レベルまで上がるため、我はそこだろう。と考えた。

 しかし、それほどの数を倒したのだろうか。たった数千匹でレベル99に行くだろうか。

 そこで我は尋ねた。


「数値にするとそれはいくらだ?」


 彼はにこりと笑いながら言う。


「50だちょ」


 我はガクリと膝を突き、一瞬でも浮かれた我を恨んだ。

 兄は「どうしたんだ!?」と叫び、駆け寄る。片手に肉持っている状態で。

 我は、息絶えるようにこういう。


「村人の初期最高レベルは50であるが、最大レベルになると同時にステータス画面には転職ボタンが現れるのだ。そのボタンを押すと、元の職業に基づき、2~4つの職業が出てくる。村人からの転職だと、どれもレベルは70になるも、ステータスの引継ぎ、そしてさらに自信を強化できるのだ。それを、教えて、なかっ、」


 そこで我の意識はとんだ。


「らいむぅぅっ!」


 我が目を覚ますと、我の枕元にはおおきな肉の塊が置いてあった。


「おぉっ!ごちそうではないかっ!」


 そう言って我は肉の近くに置かれているフォークに手を、かけずに、手で肉を引き千切り、頭から食らいつく。


「二人分にしては大きかったけどな。まぁ、いいだろう。肉はそんな保存もできないし全部食っちゃっても」


 そう兄が言うものだから我は


「もうひわへわいわ。我はおうにらいもいとらんろいうろに」


 そう答えると、兄は大きく笑いながら、「何言ってるかわからないよっ!」という。

 我は恥ずかしく、顔を赤らめ、ついでに肉を温めなおした。


「あっ、そうだ俺、魔王になったから。転職で」


 そう告げられ、我は思わず、この村全てを燃やし尽くしてしまった。


「はいどーん!」


 そう兄が叫び、我に指を突き付ける。

 我は「ハハッ何を、」といった時にはもうすでに遅く、彼の指からは「ドーン!!!」という文字が飛び出してきていた。

 そのサイズは、約1立方ミリメートル。

 しかし、速度は約3ミリメートル毎秒だった。


「これはっ、避けられないっ!」


 我はそう叫ぶと同時になぜかそれに突っ込んでいた。



「ハッ!!ハァ、ハァ、夢か......」

 昨日30分で書いた適当な奴です。

 最近シャドバにはまってしまいまして...

 言いたいことは、わかるな?

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