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☆氷の魔女のスローライフ☆  作者: にゃんたこ
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第129話〜神様とのロッキ旅行③ トリスライム討伐令〜


〜〜登場人物〜〜



ルノ (氷の魔女)

物語の主人公。見た目は十八歳の不老不死の魔女。少し癖のある氷のような美しい色の髪が特徴。氷の魔法が大好きで、右に出る者はいないほどの実力。


サトリ (風の魔女・風の双剣使い)

ルノの友達。綺麗な緑色の髪をお団子にした、カフェの看板娘。風の魔法・双剣の扱いに関してはかなりの実力者。


フユナ (氷のスライム)

氷漬けになっているところをルノに助けてもらい、それ以降は魔法によって人の姿になって一緒に暮らしている。前髪ぱっつん。


カラット (炎の魔女・鍛冶師)

村の武器屋『カラット』の店主。燃えるような赤い髪を一つにまとめた女性。彼女の作る武器は例外もあるがどれも一級品。


グロッタ (フェンリル)

とある人物の手により、洞窟に封印されていた怪狼。ルノによって『人に危害を加えない』事を条件に開放された。ちょっぴりアホキャラ。


ランペッジ (雷の双剣使い)

ロッキの街で出会った双剣使い。雷のような黄色い髪を逆立てた、ちょっぴり目つきの鋭い青年。


スフレベルグ (フレスベルグ)

白銀の大鷲。自宅に植えてあるロッキの樹にある日突然やって来て住み着いた。


レヴィナ (ネクロマンサー)

劇団として村にやって来た、ルノと同い年くらいの女性。紫色の髪が目にかかりそうになっていて、第一印象は『幸薄そう』と思われるような雰囲気。


コロリン (コンゴウセキスライム)

ルノの使い魔。魔法陣の効果によってルノのまわりを漂ったり、杖の先端にくっついていたり。コロコロしていて可愛い。……が、人間の姿になれるようになってからはちょっぴりヤンチャに。イタズラ大好き。


フィオ・リトゥーラ&オリーヴァ&バッカ

魔女に憧れて王都『リトゥーラ』からやって来たフィオ・リトゥーラ王女とその付き人のオリーヴァ(女性)とバッカ(男性)。三人とも金髪に翠眼。


にゃんたこ (神様)

『天空領域・パラディーゾ』にその身を置く神様。『遊び』と称して様々な強者を襲撃する事が多々あり、その中でもルノは『当たり』らしい。

 



 『恐怖の樹』にてお化け屋敷を堪能した(?)私とにゃんたこ様は『安らぎの樹』にて休憩した後に、次の目的地に向かって一歩踏み出した。


「ところで次はどこに向かうんです?」


「…………」


 私の前を無言のまま歩くにゃんたこ様だが、その足取りは確かな目的地に向かっているようだった。ご飯を食べてお化け屋敷にも行ったとなると次はお土産かな?


「ここ」


「え」


 視線を横にずらすと、そこにあったのは六本の樹にあるそれぞれの施設の詳細が記載された案内板。

 上から順に『食事の樹』『お土産の樹』『安らぎの樹』『恐怖の樹』『空中列車の樹』『泉の樹』についての説明が記載されている。


 にゃんたこ様が指し示しているのは――


「なるほど。『お土産の樹』ですね?」


「寝ぼけてるの?」


「あはは、間違えました。えっと……『泉の樹』ですか」


「こ・こ」


 トン、トンと『ここじゃボケ』とでも言わんばかりに指差すのは上から五番目、私が絶対に行きたくないので見ないようにしていた『空中列車の樹』だった。


「うぅ……やっぱり……? でもそれってジェットコースターなんですよ? 高くて、速くて、怖いんですよ?」


「うん。行こう」


「いやだぁ……」


 どこぞのファストフード店のような売り文句で説得を試みるも、むしろ楽しみで仕方ないにゃんたこ様は気にした様子もなくズカズカ先に進んで行ってしまう。

 こうなったらいつかまた会いましょうということで私は別の道へ――


「はやく」


「ぐえっ!?」


 しょうもない企みは無駄だと証明された瞬間でした。

 杖の先端を私の襟に引っ掛けてまるで荷物でも運ぶかのように進むにゃんたこ様は、心做しか弾む足取りで着実に目的地へと向かって行った。

 もはや打つ手は無し。そう思い、全てを諦めた私だったのだが。


「これはっ!」


「…………」


 本日休業。

 まさかの貼り紙を目にした瞬間、私の心は晴れ渡る青空のように美しく彩られた。どん底から這い上がる(?)というのはここまで気分がアガるものだったとは!


「やったぁ! バンザイ! バンザ――うぎゃ!?」


「許せない……!」


 訂正。這い上がったところで待っていたのは全身びしょ濡れの辛いお仕置でした。

 にゃんたこ様の怒りを表すかのように振り下ろされたのは、以前の魔法合戦でも使用された水のハンマー【瀑布の大槌】である。


「ひいぃ……! な、なんで私に……!?」


「バンザイまでして喜んでたしょ? それも二回」


「え、なんのことですか? うぎゃ!?」


「だからもう一発。くす」


「悪魔! やるならせめて詠唱してくださいよ! 心の準備も無しにやられたら舌かんじゃいますって!?」


「瀑布の――」


「そういう意味じゃないです!? ごめんなさいごめんなさい!」


「…………」


 ようやく静かになったところで現状をまとめると。にゃんたこ様のルンルン気分な足取りからも分かるように、楽しみにしていた空中列車がまさかの休業で、そこにトドメを刺すように私が飛び跳ねて喜んだのでにゃんたこ様がプッツン大爆発。ごめんなさいにゃんたこ様。……という事だ。


「ですよね、にゃんたこ様?」


「その通り」


 頷くにゃんたこ様を見届けた私は貼り紙から大きく下がり全体を確認するも、パッと見た感じではどこかが破損しているといったことにはなっていないようだった。もしかすると素人目には分からない何かの異常、もしくはただの定期点検のようなものかもしれない。何にせよ『本日休業』と書いてあるように、少し待てば入れる訳ではなさそうなので諦める他ない。やったね!


「まぁ、私達は専門家でもないし悩んでても仕方ないですね。別の所へ行きましょうか」


「聞いてきて」


「えっ? でもこの様子だと今日中の再会はなさそうですよ?」


「違う。理由を聞いてきて」


「えぇ……ぶっちゃけこのまま永遠に休業でも私は一向に構わないので聞くならにゃんたこ様――」


「…………」


「任せてください。すぐに聞いてきますね!」


「よろしく」


 神による無言の圧力に私は一瞬で屈した。今更だけど私ってにゃんたこ様の舎弟か何かなのかなぁ? いや、もはや奴隷?


「友達でしょ?」


「わ〜〜い。でも何だろ……本来なら嬉しい言葉のはずなんですけど、今の状況で言われるとものすごく胡散臭いというかなんと言うか。ほら、人前だと友達アピールして影ではほにゃららほにゃららみたいな」


「そうしようか。今は人目も少ないしね」


「あはは、ご冗談を。私達は友達! 私、お友達のためなら何でも頑張っちゃいますっ!」


「うん。行ってらっしゃい」


「はい、行ってきマース!」


 虚しく響き渡る私の声。とりあえず今はそういう事にして自分を守ることに専念しよう。



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 その後、ちょうど近くを通り掛かった係員の人に理由を尋ねてみたら案外単純なものだった。


「実はですね。最近になって空飛ぶモンスター『トリスライム』が大量発生しまして、朝になると日向ぼっこでもするかのようにレールの上にとまるんですよ。討伐してくれる方を募集してはいるのですが、なにせあの高さなものでなかなか適任者が現れず――というのが係員さんのお言葉です。確かによく見ると上の方にいますね」


「ふむ……」


「つまりアレがいる限りは休業が続いてしまう訳です。一応は移動用の怪鳥が少しずつ食べてはいるそうですけどやはり時間はかかるみたいですね。残念無念」


 私もにゃんたこ様もそういった専門の業者ではないのでやはり現状は変わらない。ぶっちゃけてしまうと魔法に関してはそれなりの自信もあるし、当然トリスライム程度のモンスターなら駆除するのは簡単だ。


「だけどやりたくはない。だって討伐してしまったら私が地獄に落ちるのが目に見えてるから……!」


 なんてことを割と大きな声で呟いてしまったのが運の尽き。さりげなく近くに待機していた係員さんの存在を忘れていた私は墓穴を掘ってしまったらしい。


「あなた達、あれを討伐できるんですか? それならぜひお願いします!」


「いや、とんでもない。申し訳ないですけど私達は」


「任せて」


「!?」


 今ならまだ挽回できたのに、ドヤ顔で返事をしたにゃんたこ様のせいで嫌な方向に話が進みつつあるな。


「ちょっといいですか? なんか勝手に話が進んでますけど私はやりたくな――いや、語弊がありました。私達には不可能です!」


「そうですか……それなら仕方ないですね……」


 私の言葉でようやく諦めてくれた係員さん。あんまり落ち込まれると良心が痛むのでクルリと回れ右して帰ろうと思ったのだが、ちょうど後ろにいたにゃんたこ様が壁の如く立ちはだかる。


 そしてまさかの一言。


「ルノ」


「はい。……えぇっ!?」


 突然に名前を呼ばれてついドキッとしてしまった。

 今までは『ねぇ』とか『あなた』としか呼ばれた事が無かったので不意打ちもいいところ。さっきの友達宣言が嘘偽り無いものだとここに証明された気がする。


「レッツゴー」


「あっ、やっぱり私がやるんですか? にゃんたこ様は?」


「ここで見てる」


「えぇ……」


 せっかくの友情に感動していたんだから『一緒にやろう』くらい言って欲しかったなぁ。


「神の力を無闇に人に見せてはいけない」


「それなら問題ないですよ。ほら、にゃんたこ様お気に入りの魔法陣で透明になるという手があるじゃないですか。私からパクったやつ」


「何を言ってるの? あれはもう私のオリジナルだよ」


「ひどい」


 何食わぬ顔で自分のモノにしてしまうんだからなぁこの神様は。


「腹を括るしかないみたいですね……。もうこの際オリジナルは譲りますんで一緒にやりましょ? 早く終わればたくさん乗れますよ」


「そうだね。気が済むまで乗ろう」


「うぅ……私のバカ……」


 逃れられない運命に絶望したがこれも一つの人助けだと考えれば何も悪い事ばかりではない。

 私が動く事で『空中列車』を楽しみにしている人達が救われるのはもちろん、休業の貼り紙を見た時の残念そうな表情をしていたにゃんたこ様も助けることができるのだ。


「よし、どうせやるなら気合を入れないとね。にゃんたこ様、行きましょ!」


「うん」


 気付けば日の出が完了し、眩しい太陽が顔を出していた。

 光に照らされるレールの上には討伐対象の『トリスライム』がわんさかといる。数は多いが今の私にはにゃんたこ様という心強い味方がいるから何も問題ない。


「「導け、氷魔の聖線。【グラスサークル】」」


 同時に紡がれる詠唱。

 それを合図に透明となった私は氷の箒ににゃんたこ様を乗せて空高く飛び立つ。


「やりますよ!」


「うん」


 こうして、ロッキの街の遥か上空にて人知れず一つの戦闘が幕を開けたのでした。



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「ずどん!」


 ぐしゃ。


「魔力の中に無駄なものが混じってる。もっと密度を上げて。(サクサク)」


「ふむ。こうですか? ――ずどん!」


 ぐしゃ。


「その調子。次は連続でいってみよう(サクサク)」



 開戦を告げる狙撃音が鳴り響く。

 戦場となっているのはロッキの街のシンボル、雲を突き破るほどの高さのロッキの樹――そこからさらに百メートルほど上にある『空中列車』のレール周辺だ。

 私の魔法を受けた最初の一匹が断末魔を上げた瞬間に様々な反応を示すトリスライム達だが、そのパターンはおおよそ二つ、逃げ出すか迎え撃つか。意外にも迎え撃ってくる数の方が多かったので思ったより忙しい。


「それより『トリスライム』って言いますけど、あれってどう見てもスライムに羽が生えてるだけですよね。のんびりとした雰囲気がいかにも癒し系な感じで可愛いけど討伐する度に心が痛むなぁ。――ずどん!」


 ぐしゃぐしゃ!


「ほら、雑念を抱くから氷が濁った。もっと集中して。(サクサク)」


「気持ちにも左右されるとはなかなか奥が深いですね。……ところで一つ聞いてもいいですか?」


「どうぞ」


「それ何ですか。サクサクって」


「これ」


 そう言って差し出してきたのはどこか見覚えのあるクッキー。以前私がにゃんたこ様にあげたやつだ。


「まだあったんですね。飽きたとか言ってませんでしたっけ?」


「時間を空ければ『飽き』とはある程度緩和されるものだよ。(サクサク)」


「ふむ、確かに。(サクサク)」



 納得しつつ差し出されたクッキーを同じ様にサクサクと噛み締めると確かに初めて食べた時の感動が蘇っている気がする。帰ったらまたオリーヴァさんに頂こうかな。


「次、来るよ」


「おっとと。てかにゃんたこ様もやりましょ? ――ずどん!」


 ぐしゃ。


「今の私は先生だよ(サクサク)」


「じゃあ先生のお手本ってことで。お願いします!」


 私が先程から使用している氷塊を高速で撃ち出す狙撃魔法『輝氷の射手』はにゃんたこ様の十八番だ。今の私の魔法とは比べ物にならない練度で発射される煌めく氷塊は、それはもう流れ星のように綺麗なものだ。


「仕方ないね。――煌めく彗星、輝氷の射手」


 クッキーを食べながら軽く頷くにゃんたこ様は詠唱を終えると、ちょうど襲いかかってきたトリスライムへ掌を向けて――


「どん」


 ぐしゃ。


「おぉ!」


「……。(サクサク)」


 煌めく氷塊が美しい尾を引いて目標へ一直線に貫いた。さすが神様、実に見事だ。ちなみにさっきから聞こえてくる『ぐしゃ』はトリスライムが討伐される音でその数は既に三十を超えている。


「でもまだまだいますね。【怪狼・フェンリル】で一気にやっちゃいたいなぁ」


「それじゃ特訓にならないでしょ」


「そうやって上手いことおサボりの理由を作って」


「ほら、来るよ」


「あ、はいはい。――ずとん!」


 ぐしゃ。


 この音をBGMに、映画でも観ているかのようにクッキーを頬張りながら寛ぐにゃんたこ様。そんなペースで食べてたらまたすぐに飽きてしまうのではないかと心配になってくるが、ご本人は高みの見物で楽しいようなので何より。


 と、思いきや。


「そろそろ飽きてきたかな」


「それはクッキーがですか? それとも見てるのが?」


「両方」


「やっぱり。んじゃもう一気にやっちゃいますか。クッキーの代わりは後で買いましょ」


「うん」


 それではこの長かった戦いに幕を下ろすとしよう。

 広範囲の殲滅魔法【怪狼・フェンリル】で一気に終わらせて気分爽快――なんて考えていると、不意に後ろから聞こえてきたのは聞き覚えのある詠唱だった。


「咲き誇れ。零の導き――」


「ちょっ!?」


 杖を天に掲げて淀みなく紡がれるのはまさに『歌』だった。以前にも私を驚愕に染めたそれは、強さと美しさを重ね備えた究極の魔法。


「【大輪・氷華】」


 開花。そして轟音。


 空に咲き誇る氷の大輪が空中列車に巣食うトリスライム達を一掃するまでかかった時間はほんの数秒でしたとさ。



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「いやいや、まさか本当に倒してしまうとは驚きました! どのように感謝したら良いものか……そうだ。よろしければこちらの『空中列車・永久フリーパス』を受け取ってください!」


「いや、いらないです」


 トリスライムを一掃するや否や、大喜びで私達の元へ駆け寄ってきたのは例の係員さん。言葉通り、まさか本当にやってのけるとは思っていなかったらしく、感謝してもしきれないといった様子がその笑顔から分かる……が。


「ルノ」


「うぅ、でも……」


 これを受け取るというのはつまり、今後何度でも空中列車に乗れるという事であり、正直言って苦手な私からすれば全くもって嬉しくないお礼な訳なのだ。罰ゲームと言ってもいい。しかし私の気持ちなど知らない係員さんは相変わらずの笑顔で。


「本当にありがとうございました! ささっ、遠慮なく受け取ってください!」


「くぅ……!」


 こうも真っ直ぐな感謝の気持ちを踏み躙るというのもそれなりに罪悪感が湧いてしまうので邪険にできないのが事実。


「分かりました。有難く頂きますね……」


 まぁ、あくまでも苦手なのは空中列車であり、感謝の気持ちを受け取る事自体は気分が良いものだ。純粋な感謝を素直に受け取るのも相手方を尊重するための対応としては大切な事である。


「あなた達ならいつでも歓迎します。いつでも来てくださいね!」


「ありがとうございます。気が向いたらまた来ますね」


 なんて当たり障りのない返事をして踵を返そうとした瞬間――










「ならさっそく」


「はい?」


「レッツゴー」


「ぐえぇ! ちょっとにゃんたこ様!? 私、これ苦手なんですってば!?」


「苦手なら回数こなして克服する。基本でしょ?」


「いやぁ!? 回数こなしたくない! 克服したくない!」


「二名で」


「どうぞどうぞ! お気を付けて〜〜!」


 すっかり定番となった形で無理矢理連れていかれる先は言うまでもなく空中列車。


 そもそもの目的がそれなので予想は出来ていたが、にゃんたこ様が飽きるまで乗り回した結果、悲しい事に最後の最後まで私が空中列車に慣れる事はなかった事実をここに記しておく。



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