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with  作者: 絹ヶ谷明頼
修学旅行 編
19/48

京都にて 4

身長169センチ、中背だがやや細身なのでもう少し小柄に見える。

容姿も標準的で、和貴ほどではないが顔立ちもなかなか整っていた。

雰囲気からはどらかというとおっとり系に分類されるだろう。

天然パーマが目立たぬよう、できる限り短く切ったくせ毛の先がほんの少し震えている。


 季節外れのインフルエンザで一週間ほど学校を休んでいた拓也が二人の付き合いを知ったのは、なんと修学旅行前日だった。

付き合い始めはクラスメイトをはじめ学年中で噂されたりもしたが、一週間も経つとその話題は周知の事実となり人々の口にのぼらなくなる。

 

ちょうど話題性のなくなる頃に彼は復活を果たし、授業の遅れや修学旅行の準備に躍起になっているうちに二人の関係を知るチャンスを逃してしまっていたのだ。

彼が放課後囲碁部の活動に精を出しているのも災いした。


 「修学旅行で告白しようと前から色々考えてたのに、抜け駆けしやがって!修学旅行まで待つのがお約束だろうが!」

そうだ、せっかくこの日のためにメガネだってコンタクトへ変えたのに!

「そんなん、植田からしたかもしんないじゃん・・」

「んなワケあるか!!」

拓也は小学校来の親友に向かって吠えた。



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