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おだんご太平記  作者: 東のマ王
2章 立派な武士になれるように頑張っていたら仲間が増えたよ。

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2ー29話

勘十郎「信長にいちゃん、いるー?」


 僕は信長にいちゃんの部屋にやって来るとそう信長にいちゃんに声をかけました。


信長「勘十郎か、何度も言っているが俺は吉法師なのだが……それはそれとしてどうした?」


 あっ、ごめんなさい。ついつい信長になっちゃうよね。

 それはともかくとして……。


勘十郎「吉法師にいちゃんコレを着てみてぇーー」


 僕は持って来た服を信長にいちゃんに見せてあげました。


信長「なんだその服は?」


 信長にいちゃんが僕の持つ服を見ながらそう話したよ。


勘十郎「僕が作ってきたの」


信長「はっ? 作ったって、お前そんな事も出来るのか?」


 信長にいちゃんが驚いています。


勘十郎「うん、だから着てみてーー」


信長「着てみてと言われても……」


ちよ「私がお手伝いしましょうか?」


信長「むむっ、分かったからチョット待っていろ」


 チヨがそう尋ねると信長にいちゃんはそう話して僕の腕の上にあった服を掴むと隣の部屋に入っ行きました。

 信長にいちゃんは照れ屋さんな男の子なのです。

 

 ……着替え中………。


信長「……着替えたぞ」


 暫くして信長にいちゃんが隣の部屋から戻って来ました。


勘十郎「スゴいスゴい! スゴく似合っているよ!」


ちよ「そうですね。作った物を見た時は少し派手かと思ったけど、こうして見るととてもお似合いになられていますね」


桜「……………」


 着替えてきた信長にいちゃんを目にして僕とチヨはチョット興奮しながらそう話しました。桜はうんいつもの通りですね。


信長「少しって、コレはメチャクチャ派手ではないか? こんな物を着ていたら町の者に笑われるんじゃいか?」


 信長にいちゃんは着替えたその服を見回してそう話したよ。


勘十郎「そんな事はないもの、それは由緒正しい見回りの人が着る、新撰組の隊士の服だから笑われるなんてそんな事はないよ!」


 そう、信長にいちゃんが着ているのは袴姿でその上に水色のだんだらのハッピを羽織った新撰組の人の服なんだ。コレで笑われる事なんて絶対ないよね!


信長「由緒正しいって、ホントか?」


勘十郎「ホントだもの、これを着ていれば見回りの人だって一目で分かるし、それにスゴくカッコいいよ!」


 うん、自分の作った物だけど見た目的にも完璧なんじゃないかな。


ちよ「はい、私も凄く似合っていると思いますよ」


信長「むむむっ、カッコイイと言われるとそんな気もしないでもないが……」


 信長にいちゃんもまんざらじゃないみたいだね。

 よかったー、頑張って作った甲斐がありました。


勘十郎「と言う訳で、見回りに行く時はその服を着てお出かけしてね」


信長「むむっ、コレを着て出かけるのか?」


勘十郎「うん! スゴく頑張って作ったの、だから絶対に絶対にソレを着て行ってね」


信長「むむむっ、それは……」


 信長にいちゃんは少し悩んでいるみたいな顔をしているけど、着てもらわないと作った意味がないし絶対に着て貰わないとだよね。

 と言う訳で、僕とチヨは信長にいちゃんを説得するべくそのままお話をするのでした。


 …………。


ちよ「吉法師若様に喜んでいただけて良かったですね」


勘十郎「うん! コレでホッと一安心だね」


 信長にいちゃんに渡した新撰組の隊士の服には防刃加工+3と防炎加工+1更に防弾加工+1が付いているの。

 勝家さんが鉄炮で撃たれて大怪我をしちゃったからあんな事にならないようにと打ち直しを続けていたんだ。

 +1でどのくらいの弾を防げる効果があるかは分からないけど、なにもないよりは全然マシなはずだよね。

 信長にいちゃんの部屋から帰りながら僕とチヨはそう話しました。


勘十郎「意外と早く作れてよかったー」


 まさか今日のうちに作れるとは思ってなかったけど、早いのに越した事はないし本当によかったね。


ちよ「そうですね」


桜「…………」


 そんな事を話しているうちに僕の部屋に着きました。


クマ吉「ぐわぁおおん」

モズ助「ぴ、ぴぃーー!」


 そんな僕たちに気付いたのか部屋で待っていたクマ吉とモズ助が出迎えてくれました。


勘十郎「みんな、ただいま! それじゃあお茶を飲んで一休みしましょう」


ちよ「はい、若様」

桜「………こくこく」

クマ助「わぉおおん」

モズ助「ピピピー!」


 僕の提案にみんな大喜びでみんなで美味しくお茶を飲みながらおだんごを食べました。

 心配だった信長にいちゃんの服も作れたしコレからももっとみんなのために頑張らないとだよね。

 そんな事を思いながら僕は新しく増えた仲間たちと一緒に美味しくおだんごを食べるのでした。

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。


2章はココまでになります。

ちょっと他とは変わった勘十郎ちゃんの話、楽しんでいただけたでしょうか?

楽しんでいただけたら幸いです。


と、すみません、ココで一旦この話はお休みにします。

初作品で超長編の話はマ王には早過ぎました。

もっと短い話で修行をしてからまたこの話に戻ってきようと思います。

続きを楽しみにされていた方、すみません。

いいねやブックマーク等、とても励みになりました。

また再開した時はよろしくお願いしますm(_ _)m


それでは一旦失礼します。

またどこかで(^-^)ゝ

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