シーン01「下馬将軍」(仮)←(途中挫折原稿)
途中挫折した原稿です。ご理解の上、お読みいただけると幸いです。
江戸幕府再興会の私が率いる本隊は、千葉県立温故高校の目の前までやってきていた。
ここの生徒会長、酒井直浄を仲間に引き入れるためだ。
「上さま、それでは参りましょう。」
容永が先導してくれる。
すでにこの高校の校長には話を通してある。あとは、酒井本人と対面するだけである。
「なるほど、してお主が、昌平坂高校の生徒会長の、徳川義信であるか。」
酒井との対面はすんなり行われた。沖田掃除の時とは大違いだ。
「上さまに無礼であるぞ!」
容永が声を上げるが、ここで相手の態度を損ねたくはない。私は手でそれを制止する。
「容永、酒井殿も、急に来られて動揺しているのだ。いずれ我が臣下になれど、今は対等に行こうじゃないか。」
酒井からは、やれやれと肩をすくめられる。
・・・・・・解せぬ。
「そちらの用件は委細承知した。我は、自身の血筋や江戸幕府の再興なぞには興味がないが、かといって突っぱねる理由もない。昌平坂は国内有数の進学校。交流が深められれば、我が校にとっても有益であろう。
・・・・・・ただし、一つだけ条件を付けたい。我は、転校はせず、本校に残りたい。それだけ聞き入れていただけるだろうか?」
私は返す。
「よかろう。して、理由を聞いてもよいか。」
すると酒井は、胸を張って答えた。
「我は、温故に対し、絶大なる誇りと自信を持っておる。温故を守ることこそ、我の使命だ。それさえ果たせるのであれば、我は如何なることでもやってみせよう。」
なるほど。それだけ、温故に対する思いが強いということか。
その信念は無下にはできまい。
同時に得心がいった。酒井が尊大な態度を取りつつも、穏便に対応している理由、それは昌平坂との対立を、避けようという意志があるからではないだろうか。
私は、部下達の顔を見る。
容永始め、全てはお心のままにと言っていることを、顔が物語っている。
ならば、私は決断しよう。
「承知した。私としても、下総に構えていただけると心強い。
━━その上で、私からも一つお願いがある。」
酒井は目を細める。
「我にできることなら、お聞きしよう。」
私は力強く言う。
「私と、剣を交えてほしい。」
場所が移り変わって。
私達は、温故高校の体育館に来ていた。
酒井はすでに、胴着に着替えている。
「よろしいのか?木刀ではなく、実刀を使用して。遊びではすまんぞ。」
私は、当然のようにうなずく。
「構わない。実刀でしか、語れないものがある。」
そして私は、「長巻 銘 備前長船住重真」を手にかける。
一方の酒井も愛刀を取り出した。
「金象嵌猪切」
互いの舞台は整った。あとは、刀を交えるのみだ。
「いざ、参る。」
「ああ、全力を希求する。」
酒井の刀撃は、力強い。
一撃一撃に魂がこもっており、まともに受ければ致命打となる。
私はその攻撃を、一つ一つ裁いていく。
「フ、お主の演舞は、華麗であるな。」
「そちらこそ、迫力に私は圧倒されている。」
だが、受け流しているだけでは勝ち目がない。
ジリジリと、相手にペースを持っていかれるだけだ。
さて、どうするか。
・・・で、結局続けられなかったって感じですね。
そもそも直浄は、キャラが立ってないから、どう攻略すればいいかも不明です。




