5 神様、ご飯屋へ行く
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「取り敢えず、飯でも食いに行くか!」
なぜかその場の空気で、ナトゥーラの奢り(圧をかけて無理やり)でご飯を食いに行くことになった。
飯屋は思ったよりも建築歴がありそうで、居酒屋のような雰囲気が出たお店だった
「好きなものを頼んでいいよ、ナトゥーラが全部払ってくれるってさ」
「おい、ケルト!そんなこと言ってねぇ!俺は脅され……な、なんでもない」
余計なことを言いそうになったナトゥーラに笑顔を向けると相手は顔を赤くして、怖がったように言葉を詰まらせた。
ふっ、そんなに我の笑顔に威厳があったか(ドヤァ)…おっと、料理が楽しみでつい涎が…
「……どれにするか…」
「悩んでるの?」
人間界の料理なんて知らん我は、どれがどんなものかわからない…
悩んでいると隣に座っているケルトが顔を出してメニュー表を覗いてくる。
悩んでるならとりあえずこれはどうかと、日替わりメニューを指さした。
ここの店の今日の日替わりメニューはオムライス?というものらしい
…卵、卵は好きだ…よし、これにするか
みんな日替わりメニューにして、料理が来るのを待つ
「まだか…まだか…オムライスは」
「そんなすぐ来るわけないよ」
「お前やっぱり子供だろ、何歳だよ」
飯が早く来るのを待っている姿を見たナトゥーラは何歳か聞いてきた
そういえば誕生日もまともに祝ってなかったから何歳か忘れたなあ…何歳だっけ?4年前が15歳の誕生日だった気がするなあ
「19歳…だと思う」
「はぁ?曖昧だなぁ…俺には13歳くらいにしか見えねぇよ。何も責めたりしないからほんとの年齢言っちまえよ」
「な、そんな子供ではない!我はちゃんと成人しておる!」
なんて失礼なやつだ!我を子供だと言いおって…!少なくとも我は成人しておるわい!
キッと睨むとナトゥーラは笑いながら「ごめんごめん」と謝った
全然誠意が伝わらんなあ、もっと謝れいこのションベン小僧が
内心で毒を吐きつつ、神の紙のような寛大な心で許してやろう…まあ、許さないけれど
少し待つと注文した料理がきた
ほかほかの湯気を立てて黄色い物体に血がかかったものがきた(※ケチャップです)
なんか物騒に見えるが、いい匂いだ…!
「い、いただきます」
恐る恐るスプーンで黄色い物体を掬うと思い切って口の中に入れる
口に入れた瞬間、口の中が幸せになる
「う、うまい!」
スプーンが止まらず、一口一口で顔が破顔する
こんなに美味いものを知らずに生きていたなんて…!悔しい、が美味い!
少しの間オムライスに集中してたが、やっと二人からの視線に気がついた
「な、なんだ?」
「いや、オムライスで喜ぶなんて子供っぽいなーって」
今度はケイルが我を子供っぽいと言った
我はスプーンを持ったまま「なんだと!?」と怒った
「ははは、あ、ほっぺにお弁当があるよ」
食べかすとは言わないんだな…
そう言った勇者は我にくっついていた食べかすを取って食べた。…食べた??
……汚ったな
我は引いた目を向けるとナトゥーラはなぜか笑っていた。
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