1 神様、召喚に応じる
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ソイルの星を守護している神は、我セシリアである。
今回は神の会合に大遅刻しているところ⭐︎
いやあもう毎回遅刻してるよ?
だけどわかる!ずっと遅刻している我だからこそわかる!
今回は遅刻せずに着く!
やっと入り口が見えたので我は走った勢いを使って滑り込んだ。
「よし、ギリギリセー「アウトじゃ」
アウトという言葉で我は一瞬固まったが、無視して自分の席に着いた。
隣に座っているペンディーオは、ニヨニヨと「遅刻回数、記録更新だな…」と言ってきたので、取り敢えず笑顔で睨んでおく。
手を出さない我に感謝しときなさい、ペンディーオ!
しかも、我が遅刻しなかったら君が遅刻していたぞ…?
少し怯んだペンディーオから目を外すと美しい建物が目に入った。
白を基準としたこの建物は、所々に金の装飾や彫刻されており、家具は簡素なものだが優美さが溢れる美しいものが置かれている。
見慣れている私でさえも建物と、家具の美しさにため息を吐く。
その様子を見た「アウト」と言った長い髭のおじいちゃんは呆れた様子で話を始めた。
「だれとは言わんが遅刻してしもうた奴がおるので、もう一回、言うぞ?」
長い髭を生やした長老のシエロは、明らかに我を軽く責めたが、長い説教に比べたらまだマシだ。
長老は反省の素振りを見せない我に哀れみの目を向けると、話を再開した。
「最近勇者たちを召喚した神が、勇者たちに反逆されて殺されるようになってきてのう…。少し勇者召喚に関するルールを変える。まず、嫌だと答えたら、すぐに元の世界に返すのじゃ」
長老はそういい、神たちがざわついた。
そして男神の一人が手を挙げ、みんなの疑問をシエロに質問した。
「シエロ、そんな制度をつけたら、勇者や聖女がこなくなってしまうのではないですか?」
「そうじゃのう。その可能性も考えたんだが…。まあ、仕方ないのう。この制度はお主たちの判断に任せるとしよう」
これで解決…というわけではなく、神たちに更なる疑問を生んだ。
今度は女神が手を上げ、長老に疑問を投げかける。
「しかし、それだとその制度をしない方達は勇者達に反逆する恐れが出てきて、結局は何も解決しませんよね?」
「しかしのう、我ら神はそのぐらいしかできなくてのう、直接世界を変えることはできないのだよ」
その通り、我ら神は直接世界の方向は変えられん。
面倒くさがりの神々だが…とは思ったが、我はある案を挙げた。
「では、召喚に応じない勇者たちの代わりに我ら神が代わりに答えるのはどうだろうか?」
「…ほう?」
我の提案に神々はギョッとした。
普通、神たちの仕事は世界を見守るのみなのだ。
それ以上の仕事をする必要はないが、神である自分の命を守ることだ。
勇者召喚は反逆に関わるならば、このぐらい自分が動くことも自分の仕事に入るだろう。
少し、神々で話し合って、結局我が出した案で決まった。
。・゜・(ノД`)・゜・。
いま、我は自分の発言を後悔し始めている…。
「だから、嫌だと言ったら嫌なんです!」
「何度言わせればわかるの?神様?」
「私たち家族がいるんですから、行きません!」
なぜなら、ソイルの国が勇者召喚して、勇者と聖女は答えなかったからだ……。
「我が…答えるしかないのかあああああ…!」
我は諦めて勇者と聖女を元の世界に帰し、自分がソイルの召喚に応じたのだった。
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